コロナ禍による自粛生活の影響で美容院に行きづらくなり、不器用な私が40歳を過ぎて初めてのセルフカットに挑戦しました。YouTubeでセルフカットの動画を探しまねをしてカットするのですが、最初のうちは左右がそろわなかったり、仕上がりが思ったのと違ったり……。なかなかうまくいきませんでした。しかし、ある1本の動画に出合ったことでそれなりのカットができるように。セルフカットの体験談を紹介します。

自粛生活中、伸び切った髪に悩む



定期的に美容院に行って髪をカットするのが当たり前だった私。ところがコロナ禍で美容院に行くことをためらうようになりました。そのうちに、いつも担当してくれていた美容師さんが育児休暇に突入。なじみの美容師さんが不在なことで美容院からはますます足が遠のき、髪の毛は伸びる一方……。ついに腰まで届くほど長くなってしまったのです。

そんなとき、学生時代の同級生がセルフカットをしていたことを思い出しました。とてもおしゃれな彼女は、美容院に行かず自分で髪をカットしていると言っていました。セルフカットは彼女のように器用でセンスのある人がすることで自分には無縁と思っていた私ですが、今回の非常事態を前に、セルフカットができたらどんなに良いだろうと考えるようになりました。

友人が「動画を参考にしてみたら」と言うので、YouTubeで検索。すると数々の動画が出てきました。不器用なので不安がよぎりましたが、髪が長いのだから失敗したら束ねればいいやと開き直って試すことに。髪がペタンコになりがちなのが気になっていたので、サイドにレイヤーを入れてふんわりさせたヘアスタイルを目指して、セルフカットに初挑戦することにしました。

(広告の後にも続きます)

動画と同じようにカットしているのに…



ダイソーでヘアカット用のはさみを買って来て、まずは参考にする動画選びです。美容師さんの作った動画が良いと思い、1つ選んで再生しました。動画の通りに髪をブロッキングしたり、はさみを縦に入れたりして、苦戦しつつもどうにか終了。しかし、仕上がりは理想とはまるでかけ離れていました。左右の長さも違うし、夫からは「落ち武者みたい」と言われる始末。仕方がないので髪を束ねて過ごし、1カ月後に再挑戦しました。

前回とは違う動画を5つくらい見てからカット開始。1回目よりはマシになったもののやはり何かがおかしく、またしてもしばらく束ねて過ごすことに……。3回目でようやく、顔を真っすぐにしているつもりでも実はどちらかに傾いており、そのせいで左右均等に切れないのだと気付きました。そこで、カット時にそれを意識するようにしたところ、左右の差についてはほぼ改善することができました。

そんなふうに試行錯誤しながら、大体1カ月に1回ペースで数カ月間セルフカットを繰り返しました。そのうちに美容師さんが作った動画以外も見てみたいと思うように。そして、再生回数の多い動画を中心に見ていって、ある1つの動画にたどり着いたのです。