奨学金の返済免除制度とは

本人が死亡して返還ができなくなったときや、精神・身体の障害により労働に制限が生じた場合などは、全部または一部の返還が免除される場合があります。

(広告の後にも続きます)

奨学金を滞納する人の特徴とは


請求書の山に悩む女性
【画像出典元】「iStock.com/sam thomas」

このように奨学金には、猶予、減額、免除といった制度がありますが、そういった制度を活用することなく、奨学金の返済を滞納している人もいるようです。

日本学生支援機構の「返済義務を知った時期」に関する調査によると、延滞せずにきちんと返している人(無延滞者)の約9割は「申し込み手続きを行う前」と回答しているのに対し、延滞者の同割合は50.9%と約半数にとどまっています。さらには「貸与終了後に返還義務を知った」という人が19.1%もいることが分かっています。

つまり、親が手続きを行う場合もあるため、「返さなくていいお金だ」、「そもそも借りていない」という間違った認識をしていたことが多いのです。今回紹介した猶予制度についても滞納した人の半数以上が「延滞督促を受けてから知った」と回答しています。