20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。

子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。退院後、傷のくっ付き方の違い、体毛の変化、尿漏れなど、戸惑うことは多々ありましたが、元気に過ごしています。

調べないと損をするかも!?

最近増えてきた尿漏れも、ネットで見つけた運動によって改善し、お出かけも安心です。そして今回は、入院生活を振り返ってみて、広く知られてほしいと思った制度についてお届けします。









緊急入院など、日が選べない場合はどうしようもないですが、もし入院の日が選べるのなら、限度額適用認定証について調べておくといいと思います。この制度は、所得によって決められた額以上の支払いはしなくていいという、とてもありがたい制度です。

清算は月ごとになるため、同じ月で入退院をするのと、月をまたいで入退院するのでは、同じ条件で入院しても倍近くの費用がかかってしまうこともあるんです。

マイナンバーカードを保険証として使用している場合は、もっとスムーズにこの制度が利用できるようなので、入院が決まったら調べてみるのがおすすめです。

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入院時、いろいろと病院側から説明を受けると思いますが、情報量が多くて聞き逃していることもありますよね。費用負担に直結する制度なので、入院する予定がある人はぜひ知っておきたい内容ではないでしょうか。厚生労働省や区市町村のホームページなどで確認できるようです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/菜留子
20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。