雑貨店の店長を務めるオムニウッチーさんがつづる、自身が経験した恋愛マンガ。

転職先で出会った、10歳下の高倉健と付き合うオムニウッチーさん。子宮系の病気が判明し、彼の将来を考え別れを告げます。でも、高倉は自分の気持ちを率直に伝え、退院後に一緒に暮らすことを提案。オムニウッチーさんもその提案を受け入れます。そして手術当日。無事に手術は終わりましたが……。

彼のために体調を整えたかったのに!

手術当日。高倉の付き添いを断ったオムニウッチーさんは、代わりに小まめに連絡を入れて過ごします。手術は無事に終わりましたが、術後はフットポンプや点滴などで身動きが取れず、めちゃくちゃしんどい! そんな中でも、高倉に手術が終わったことを伝えるオムニウッチーさん。

術後は、高倉との約束のために安静に過ごしていましたが……。











激しい喉の渇きと、血栓防止のためのフットポンプの稼働音、1時間おきにやってくる看護師さん……。こんな状況で眠れるはずもなく、長い長い夜を過ごして迎えた朝! このときに飲んだお水が、人生で一番おいしかったかもしれない。

食事がとれるようになり、その日の昼にはトイレも自力で行けるようになりました。でも、麻酔の副作用のせいかずっと気持ち悪くて、ベッドで安静。窓から見える景色……ここからだと間違いなくアレが見えるはず……。

そう、花火大会!

本来は、前の週に開催されるはずだった花火大会が雨天延期となり、その日の夜が開催予定になっていました。ずっと前から、高倉くんと一緒に見る約束をしていたのに、まさか延期になるなんて。

「術後、ウッチーの体調がよければ電話しながらそれぞれの場所で花火見ない? 一緒に見ているみたいだし」そう言っていた高倉くん。

彼のためにも夜までに体調を整えておかないと!!!

と、思っていたら……急遽、自己血輸血(手術前や手術中、手術後に出血した血液を回収して患者に戻す方法)が必要となってしまった! 終わるまでに1時間はかかるって……これ、花火大会間に合うの???

高倉くんよ、間に合わなかったらごめん……。ひとりで見てくれーーーー!

-----------------
麻酔の副作用が出てしまったオムニウッチーさん。しかも、追加で輸血をすることになってしまって、本当に大変でしたね。離れた場所にいる彼氏と同じ花火を見るというのもすてきな時間ですが、まずは体調優先ですからね、高倉もきっとわかってくれるはず……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/オムニウッチー(42歳)
アラフォー。北海道在住。普段は、キッチン雑貨店で店長をしている。Instagramでは、店で遭遇するお客さんとのエピソードや自分の体験などを漫画にしている。
Instagram:@omni_uttii821