パートの雇用保険加入、メリット・デメリットは?


メリットとデメリット
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それでは、パートで勤務している労働者が雇用保険に加入した場合のメリット・デメリットを確認してみましょう。

雇用保険加入のメリットとは?

決められた条件を満たしていれば、次のような手当・給付金等を受け取ることができます。

・失業等給付金 (失業手当) :退職時の理由によって、90~330日間失業手当(月収の45~80%)が支給される
・就職促進給付:失業保険を受けている人が再就職をした時に支給される
・教育訓練給付金 :厚生労働大臣が指定した教育訓練の受講で教育訓練給付金が支給される
・雇用継続給付:育児休業や介護休業で仕事を休んだ際に支給される

雇用保険加入のデメリットとは?

わずか月々数百円を支払うことで、上記のようなさまざまな給付があるため、雇用保険に加入することに、大きなデメリットはなさそうです。しかし、もし数百円でも負担に感じる場合は、労働時間を週20時間未満に抑えるようにしましょう。

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結論:パートでも雇用保険に加入しよう


時計とお金
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子どもが小さい家庭など、週20時間未満のほうがいいとの考えから、短いパート時間で働くことを選ぶ家庭もあるでしょう。ですが、ここまで見てきた通り、雇用保険加入のメリットは大きいものです。家庭の方針や時給の関係もあるかと思いますが、週20時間以上働いて雇用保険に加入することを考えてもよさそうです。

加入手続きは会社が行ってくれるため、労働者側の手続きは必要ありません。もし、加入条件を満たしているのに加入できていない場合は、まずは会社の人事や経理に確認してみてください。もし手続きがなされない場合は、ハローワークに相談しましょう。

これからパートを探す方は、週20時間以上働ける職場を考えてみてはいかがでしょうか?また現在、週20時間未満で働いている方は、少し働く時間を増やしてみることも検討してみましょう。