【人間関係の自由】心地よい人間関係が得られる

次は「人間関係」についての自由。この講座では、人間関係の自由を、「心地よい関係が成り立っている人だけに囲まれている状態」と定義するよ。

人の悩みの大半は、人間関係が原因だと聞きます。

日本労働調査組合が、全国の20歳以上で会社員の男女528名を対象にしたアンケート(2021年4月)によると、「仕事を辞めたい、もしくは転職の意向がある」と回答した会社員は全体の35.8%。辞めたいと考える理由として、「評価・待遇に不満」とともに第1位(38.6%)となったのが「職場の人間関係」だったんだ。

確かに、職場で相性のよくない上司、苦手な先輩などと毎日顔を合わせるのは大きなストレスですし、そういったストレスから解放されたいとの思いは切実でしょうね。

あるいは、「相手が悪い人でないのはわかっているけど、何かと気苦労が多い」人間関係もあるよね。たとえば、意味もなくたくさんプレゼントをくれるかわりに、世間話が長いご近所さんとか、毎日しつこくランチに誘ってくる同僚など、特に実害はないけれどモヤモヤする人間関係とか。

ありますね。

だけど、人間関係の自由が手に入れば、こういった人たちとあえてつき合うことから解放される。嫌ならそのコミュニティとのかかわりを薄くすることができるし、心地よい関係の保てる人のいる場所を拠点にすることもできるからね。

悩みから解放されたい人たちがどれだけいることか。

もっとも「人間関係の自由」とは、嫌な上司や苦手な人と顔を合わさずにすむといった消極的な自由だけではないよ。気の合う仲間と過ごしている状態や、お互い成長し合えたり尊敬できたりする人とつながっている状態など、人間関係の自由が選択できると、充実した人生を送ることができるようになるんだ。

自分だけでなく仲間にとっても、楽しく充実した人生を送ることができるようになりそうですね。

そう。そんな心地よい人間関係を得るということも、パラレルインカム実現の1つのモチベーションになると思うよ。

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【仕事の自由】好きなことを仕事にできる

パラレルインカムで手に入る「5つの自由」、最後となる5つ目は、「仕事の自由」。仕事の自由とは、収入の多寡で仕事を選ぶ必要がなく、好きなことを仕事にできる状態を指すんだ。

仕事をするうえで、収入が大事な要素だということは言うまでもないよね。でも、やりたくもない仕事で収入を増やしていくことや、本当は売りたくもない商品を売って稼ぐようなことでは、仕事での充実度を高めるのは難しいもの。平日であれば、起きている時間の半分近くは仕事に充てる時間になるので、仕事での充実度が高まることで、人生の充実度も高まるようになるんじゃないかな。

「仕事なので多少なりとも我慢が必要⋯」と思いながら、日々、仕事に向き合っている人もいそうですよね。

もし100%満足な仕事ができるとすれば、どれだけ毎日が充実した日々になると思う? パラレルインカムのライフスタイルでは、それが可能になるんだ。

繰り返しになるけれど、その状態を僕は「ライフワーク」と呼んでいるよ。

食べるために働く「ライスワーク」とは違って、生きがいとなる仕事がライフワーク、でしたよね?

そう。それは「好きなこと」「世間が必要とすること」「稼げること」「得意なこと」の4要素を満たしたときに成立するんだ。

今後の講座で話す予定だけれど、経済的自由を達成する過程では、がむしゃらに働いてお金を稼ぐ時間も必要。でも、仕事の価値は単にお金を稼ぐことだけではないはずなんだ。もう少し俯瞰した視点から自らの仕事を見つめて、自分の好きなことで世の中に価値を提供したり、持っているスキルを他人に提供したりすることでお金を得られると、きっとより充実した働き方ができるのではないかと思っているよ。

本当にその通りだと思います。

以上、パラレルインカムで手に入る「5つの自由」について話してきたけれど、5つの自由はバラバラに成立しているわけではなく、密接にからみ合っていることがわかってもらえたかな?

はい。僕たちはお金の自由があるからこそ、時間の自由が得られますし、好きなときに好きなだけ好きな場所に旅行に行けるのも、お金の自由と時間の自由があるからですよね。

そして、お金の自由は仕事の自由や住処の自由を実現させてくれる。お金の制約がなければ、僕たちは好きな場所でやりがいのある仕事に没頭できる。時には別荘地で働くのも楽しそうだし、お金にならなくてもやりがいのある仕事を選択できるというのは大きな充実感につながると思うよ。

仕事の自由があれば、苦手な人と毎日顔を突き合わせる必要もなくなって、気心の知れた人たちと切磋琢磨しながら自分の能力を高めていくことができますもんね。

つまり、「5つの自由」をぐるぐる回していくうちに、僕たちは人生を自由にデザインし、もっと幸せに生きられるようになるということ。ただし、何でも自分の好きなことができるという状態は、すべて自分で判断しなければいけないという状態でもある。

最初に伝えたように、人生における自由とは「すべて自分で判断できる状態」、そして「自分で判断したことに責任を持つ状態」なんだ。

実際には、何事も自分で判断していくのって、すごくパワーが必要な行為ですよね。

そう。でも、その分楽しさや感動は倍増する。たとえば、パック旅行に参加してすべての行き先をガイドさんに決めてもらう場合、代表的な観光地に連れて行ってくれるし、それぞれの場所で説明もしてもらえるのでラクだよね。

でも滞在時間は一方的に決められてしまうし、途中で興味のないお土産屋さんに連れて行かれ、一定の時間を過ごさなければならないことにもなる。それよりは、自分の判断で行きたい場所を選んで、自分の好きな方法で移動し、好きなだけ滞在したほうが満足度はきっと大きいですよね。なるほど!

人生も同じことだよ。だから、僕はみなさんに「判断する楽しさ」を味わってもらいたいと思うんだ。一緒に自分の判断で人生を自由にデザインし、楽しい経験を積み重ねていこう!

はい!判断を楽しめる人生を目指します!

次回は、実際にパラレルインカムを実現した人たちのエピソード「パラレルインカム・ストーリー」をお届けします。お楽しみに!