家電の使い方を見直すだけ!家電別の簡単節約術


エアコンをリモコンで操作する女性
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冬は家電の消費電力が増えやすい季節ですが、使い方を見直すだけで節約が可能です。

ここでは、エアコン、冷蔵庫、照明器具、給湯機など、冬に電気代のかかる電化製品の簡単な節約術を紹介します。

エアコン

エアコンは、設定温度と外気温との差が大きいほど、消費電力が大きくなります。地域によっては真冬の外気温が0℃以下になることもあり、寒い日ほど電気代がかさみます。

対策として、冬は設定温度をできるだけ下げることが節約につながります。「省エネポータルサイト」によれば、冬の暖房時の設定温度を20℃に設定することで、年間で電気53.08kWhの省エネ、約1650円の節約になると示されています。

ただし、無理に設定温度を下げ過ぎると、身体が冷えて体調を崩すこともあります。ご自身の体質や体調を考慮した上で、温度を設定するようにしてください。

冷蔵庫

冷蔵庫は、強弱の設定が強いほど電力を多く消費します。冬は部屋の室温も下がるため、「中」から「弱」に下げることで節電につなげられます。ただし室温が高い状態(目安として10℃以上)で弱にすると、中の食品が痛みやすくなりますのでご注意を。

なお、シャープの冷蔵庫のように、冬季の冷凍室の温度調節は「強(冬季)」モードを推奨しているモデルもあります。このように、機種によって推奨する設定が異なるため、製品マニュアルも確認の上、設定するようにして下さい。

冷蔵庫に関しては、その他にも以下のような使い方をすることで、日々の消費電力を抑えることができます。

・食品を詰め込みすぎない
・開閉の回数を減らす
・長く開けすぎない
・壁から適切な間隔をあけて設置する

照明器具

冬は夏よりも日照時間が短いことにより、照明器具の稼働が増えていますので、夏よりも無駄遣いには注意したいところ。

まずは「付けっぱなし」をしないことが大切です。「少し部屋を離れる際でも照明を消す」「昼間や睡眠時など不要な際には消灯する」といった習慣を身につけ、無駄な点灯時間を減らしましょう。

調光ができる照明であれば、光量をMAXにせず50%程度に落とすことで省エネになりますので、使いどころを見極めて活用したいところ。

白熱電球を使用している場合は、省エネ設計がされている「電球形蛍光ランプ」や「電球形LEDランプ」に取り替えることで、消費電力を根本的に抑えることができます。

給湯機


お風呂場内の給湯器の操作コンソール
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冬場は水の温度が低く、水道管なども冷えやすいため、お風呂のお湯を沸かしたり、温水シャワーを使うために、夏よりも多くの電力を消費します。

「保温」や「追い炊き」をすればさらに電力を消費してしまうため、お風呂を沸かしたら、家族同士でなるべく間隔をあけずに(保温や追い炊きを繰り返さずに)、入浴することが大切です。

また、以下のような工夫も併せて行うのがおすすめです。

・浴槽にフタをする
・シャワーを流しっぱなしにしない
・風呂上りにはタオルで頭をしっかりと拭き、ドライヤーの稼働時間を抑える
など

なお、旅行等で長期不在となる場合は、給湯器の電源を切るか、「休止モード(メーカーにより名称は異なる)」の設定をしておきましょう。

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電気に頼らない工夫も大切


冬にリビングでセーターをきて暖かい飲み物をのむ女性
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冬は、電気だけに頼ろうとせず、他の方法で防寒対策をすることも大切です。電気を消費する暖房器具の利用を抑えれば、結果的に節電につながります。

具体的には、以下のような工夫が挙げられます。

・部屋でも厚手の服装をする
・ホットココア、ホットコーヒー、生姜湯など、身体の温まる飲み物を飲む
・「厚手のカーテンにする」「窓に隙間テープを貼る」など、部屋の断熱対策を行う
・無駄にドアや窓の開閉をしない
など

ただし、近年は異常気象も続いていますので、冬は極寒になる日も多いです。寒さに耐えられない場合には、無理をせず暖房器具に頼るようにしましょう。

冬は夏よりも電気代が高くなりやすい季節です。物価高騰に伴い、電気代そのものも上昇しつつあるため、油断していると多額の電気代を請求されてしまうことも。そうならないためにも、節約術を駆使し、抑えられる所は抑え、冬を乗り越えましょう。