「外で満たせ」のひと言が夫婦関係を変えた

そんな衝撃の出来事があった後、私たちは寝室を別々にしました。浮気が許せないということではなく、夫は私を妻ではなく母親的な存在で見ていると感じたからです。

自慢げに恋人を紹介するようなあの目は、どう考えても妻に対する態度ではなく、母親の言いつけを守った息子でした。気持ちは複雑ですが、通常の結婚生活は続けています。惰性かもしれませんし、ある意味、人生のパートナーという位置づけでも良いのかなとも思います。 

夫には、妻に浮気相手を紹介することはだめなことだと説明して、理解を得られたようです。悪気で浮気をしたのではなく、変わった性格の夫に「外で満たせ」と言ったひと言がこんな結果につながったので、夫を責めることはしませんでした。 

その後しばらく夜の生活はなく、私の頭の中では夫というよりも、年上ですが弟のような存在になっています。現在私の性欲はほぼゼロで、心臓病を患った夫も同じような感じです。これで良いのか不安になるときもありますが、夫婦の形はさまざまあっても良いと思っています。

(広告の後にも続きます)

まとめ

新婚時代の楽しいときも過ぎ、初めての出産を機に夫婦生活に嫌気が差してしまった私。夫の要求に応えることができず、思わず口から出た言葉が発端となって、夫婦の形が変わってしまうという結果になりました。 

まさかこんな結果になるとは夢にも思っていませんでしたが、私は納得がいき、平常心で毎日の生活を送ることができるようになっています。妻と夫ではなく、姉と弟のような関係になった私たちは夫婦。こんな夫婦の形もあるのかな、と日々実感しています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

マンガ/へそ

著者/Mrsjunko(55歳)
結婚した当初から建築関係の会社を営み、2人の男の子と1人の女の子を授かる。45歳で子宮筋腫から子宮と卵巣を全摘、その後更年期が始まることに。体調の変化に四苦八苦しながらも、夫との2人暮らしを満喫している。趣味はおいしいものを食べて海外ドラマを見ること。