薬の一包化とは?高齢者が薬を一包化するメリットと注意点を解説

高齢者が服薬する薬の種類が増えることも多く、どの薬を飲めばいいのか分からないというトラブルになってしまうことはよくあります。

このようなことを防ぐために活用されているのは、薬の一包化なのです。

本記事では、薬の一包化とはどのようなものなのか、高齢者が薬を一包化する場合のメリットや注意点はどのような部分なのか詳しく解説します。

薬の一包化とは?

薬の一包化とは、別々に処方された薬を服薬時間ごとに1つの袋にまとめることを指します。

ただし、医師が一包化が不要だと判断した場合には一包化できないということを覚えておきましょう。

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高齢者が薬を一包化するメリット

高齢者が薬を一包化するメリットは以下の通りです。

薬を飲みやすくなる
薬の種類を間違えることが少なくなる
薬の管理が容易になる

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.薬を飲みやすくなる

高齢者になると薬を取り出す作業がとても難しいと感じるケースが多いため、薬を一包化することによって薬を飲みやすくするというメリットがあります。

何度も違う種類の薬を取り出したりすると時間がかかってしまいますが、薬を一包化することで1度で服薬時間を終えることができるのです。

2.薬の種類を間違えることが少なくなる

複数の薬を処方されている場合、どの薬を取り出したか分からなくなってしまい、きちんと薬を飲めないこともあります。

しかし、薬を一包化することで薬の種類を間違えることもなくなります。

多くの薬を毎日飲むため、飲み間違いはどうしても起きてしまうことがあるのです。

3.薬の管理が容易になる

薬を一包化することで、どのような薬をどのような頻度で服薬しているかを把握することが容易になります。

また、薬を一包化することで家族や医師においても服薬状況をすぐに把握することができます。