ライ麦以外で人気のパンもご紹介
◆クグロフ
ミナミノカオリ全粒粉100%使用。ブリオッシュ生地をクグロフ型にいれて焼成。
バターのリッチな香り。
この断面見てください!
生地の量より具材のほうが多いのではと思わせるたっぷりのフルーツ。
特に皮付きのマンダリンオレンジがみずみずしくて果汁がしたたり落ちそう。
いちじくやアプリコットなど甘さと酸味のバランスが良く、ミナミノカオリ全粒粉ならではの力強い香ばしさがリッチなクグロフに素朴な親しみやすさをもたせているように思えます。
紅茶とあわせて香りの広がりを楽しみたいですね。
他にはキタノカオリをベースにした手ごねリュスティックで作るあんバターや、最近はライ麦を使ったブリオッシュ・ペイザンヌの生地で揚げ焼きにしたドーナツもとても人気があるそうです。
ライ麦を使ったドーナツ、とても気になります。
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来年で10周年を迎えるにあたり
2025年に10周年を迎えるラ・ブーランジェリー・ド・ハリマヤさん。
お店オープン時からテーマにしているのは『地元九州の小麦でどれだけ美味しいパンができるか』。
ミナミノカオリを使ったパンやクグロフは、力強い香ばしい香りが印象的でまた食べたい!と思わされます。
九州の小麦をメインにしているけれどそれだけだとイメージに近づかないときには北海道産などを使うそう。
そのイメージに合うのがアグリシステムさんのハンコックだったりキタノカオリだったりするのですね。
大原シェフがこれからやりたいことは、
・製粉を始めたい。今までやったことがないので自分で製粉した粉でパンを作ってみたい。
・小麦畑を持ちたい。今はプランターでごく少量育てる程度だけれど大々的に作ってその小麦を使ったパンを作りたい。
・ライ麦の新しい可能性を探りたい。どこのお店でもライ麦を使ったパンが並び、皆が日常的に食べるようになればと思う。農家さん達もライ麦をたくさん作ることができ、よりよい農業の未来にもつながっていくから。
・僕にないアイデアを持ったシェフが全国にたくさんいらっしゃるので、ライ麦の多様性を伝えていきたい。ライ麦をスイーツ(クレープ)に使用してパティスリーなどでもライ麦を応援してくれるシェフの輪が広がってほしい。
どうやってライ麦を使った商品を思いつくのかお聞きすると、「特に何も考えておらず、思い付きを形にしていってるだけなんですよ」と。
固定観念に囚われず、お客様の食べやすさを考えてライ麦の可能性を追求する大原シェフ。
これからもシェフの作るパンから目が離せません。
ライ麦に抵抗を感じている方もきっと「こんなに食べやすいライ麦パンってあるんだ」と思えるはずです。
※リジェネラティブ・ベーカリーについては以下をご参照ください。
SHOP INFORMATION
【店名】ラ・ブーランジェリー・ド・ハリマヤ
【住所】福岡県北九州市若松区高須東3-13-1
【電話番号】093-741-2525
【営業時間】10:00~18:00 ただし完売の場合は早い閉店あり
【定休日】水・木 不定休あり
※写真の商品の種類、価格は、2024年2月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。