運転免許に必要な視力はどのくらい?検査内容や不合格時の対応、違反について

運転免許の取得・更新時の視力検査にまつわるQ&A

運転免許の取得・更新時の視力検査でよくある疑問をQ&A方式で紹介します。事前に疑問を解消した上で、視力検査を受けましょう。

Q1:視力検査が不合格だとどうなる?

視力検査で不合格になったとしても、1回落ちただけで免許失効になることはありません。例えば、自宅などに視力矯正器具(メガネやコンタクト)があるなら、当日中に器具を装着した状態での再検査が可能です。

矯正器具がない場合は、後日作成した器具を使って検査を受けられます。なお、免許の有効期限内であれば何度でも再検査できるため、期限を確認した上で基準をクリアできるようにしましょう。検査前の時点で視力低下の感覚があったら、事前にメガネやコンタクトの調整や作り直しをしておいた方がスムーズです。

Q2:メガネとコンタクトのどちらで検査すれば良い?

メガネとコンタクトを使い分けている人は、どちらで検査すれば良いか悩むことも多いでしょう。この場合、運転に必要な視力を確保できるなら、メガネとコンタクトのどちらで検査を受けても問題ありません。

メガネやコンタクトを使用して視力検査をクリアすると、運転免許証には「眼鏡等」と記載されます。また、検査時にどちらを使ったかにかかわらず、運転時もメガネとコンタクト両方の使用が可能です。

Q3:当日メガネやコンタクトを忘れてしまったらどうなる?

視力検査当日にメガネやコンタクトを忘れた場合、裸眼でも合格のレベルに達するなら問題ありません。もし、裸眼で対処できないのであれば視力検査は不合格になり、免許の取得・更新ができなくなります。メガネやコンタクトを取りに戻り、当日または後日再検査を受けることになるため、忘れないようにしましょう。

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運転免許に「眼鏡等」の記載がある場合の注意点

運転免許証に「眼鏡等」という記載がある場合は、注意すべきことがいくつかあります。「これくらい大丈夫だろう」と不適切な解釈で違反をすると、減点や反則金などの罰則を科される可能性があるため気を付けてください。

裸眼で運転すると違反になるので気を付ける

運転免許証に「眼鏡等」の記載がある場合、裸眼で運転すると違反対象になります。「眼鏡等」とは「メガネやコンタクトのような視力矯正器具で、運転に必要な視力を確保している」という条件下で運転が認められていることを意味する記載です。

つまり、裸眼だと運転時に必要な条件を満たしていないため、違反とみなされます。また、基準を下回る視力で運転を行うと、交通事故につながる可能性が高く、とても危険です。必ずメガネやコンタクトを装着した状態で運転をしてください。

レーシック手術で視力回復した場合は限定解除を行う

前述の通り、レーシック手術で視力が回復した場合は限定解除を申請します。十分な視力を回復した状態だとしても、手続きをせず、運転免許証に「眼鏡等」と記載されたまま裸眼で運転すると違反になる可能性があるでしょう。

「メガネやコンタクトがなくても、くっきりと見えるから大丈夫」というわけではないため、レーシック手術を終えたら必ず限定解除申請を行い、手続きを終えてから裸眼での運転を始めてください。