緊張しないのはいいなぁ。ほどよい緊張感が良い結果につながることもあるけど、やっぱり、緊張は少なければ少ないほど心地いい。緊張するのは、挑戦するときが多い。しかも、実力以上に見せようなんて思うと、よけい緊張しちゃう。勝ち負けを意識しすぎたときもダメ。そうだ、誰かが言ってた。うまいことやろうとせず、「真理の探究」を目的にするといいんだよ、って。やれる準備を全てやり尽くして、いつも通りの心で真理の探究を目指せば、緊張しないで済むのかなあ。

絵・文/水野 学

みずの・まなぶ/クリエイティブディレクター。〈good design company〉代表。著書に『センスは知識からはじまる』『世界観をつくる「感性×知性」の仕事術』(ともに朝日新聞出版)ほか。