女性の性欲のピークは何歳?男性との違いと更年期の影響を解説

「女性の性欲のピークは何歳?」「更年期と性欲の関係って?「男性の性欲とは何が違う?」など、人には聞けない大人女性の性の悩みについて徹底解説!性欲が高くなる原因・性欲が低下する原因や対処法についてもご紹介します。

性欲とは?

性欲とは、性的な満足を得たいという肉体的な欲望のことを指します。

女性の性欲は、卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンや、男性ホルモンの「テストステロン」や、脳を興奮させる作用のあるドーパミン、その他の脳に与えられるその他の刺激が影響していると考えられています。

セックスは生殖のための行為であり、子孫を残すための仕組みですが、人間の場合は生殖のみを目的としてセックスを行うわけではありません。

肉体的な快楽や愛情表現、パートナーとのコミュニケーションといったさまざまな理由があります。

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女性の性欲について

ここからは、女性の性欲について詳しく解説します。

女性の性欲のピークは何歳?

女性の性欲は、10代〜30代の間がピークになりやすいと考えられます。

ジェクス株式会社の依頼で一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターが実施した「ジャパン・セックスサーベイ」によれば、セックスの回数が最も多いのは20代で、その後は年齢を重ねるごとに回数が減少していくという結果が出ています。

しかし、更年期で女性ホルモンが減って男性ホルモンが相対的に増えている状態になった場合、「40歳以降に性欲が強くなり、50代半ばくらいにピークに達する」という人もいます。また、閉経により生理がなくなることで精神的に解放されて、セックスにも積極的な意欲を持つ場合もあるでしょう。

男性の性欲との違い

女性がキスやボディタッチなどの接触、言葉などの精神的な快感によって性欲を高めていくのに対し、男性は主に「視覚的な刺激」によって性欲のスイッチが入るといわれています。

また、男性の方が女性よりも性欲が高いことがドイツ・ザールラント大学のJulius Frankenbach氏らの研究結果で示されています。

男性の性欲のピークは、男性ホルモンの分泌量が増加する10〜20代頃で、肉体が完成してからは徐々に性欲が減退していく傾向にあるようです。

性的な快感についても、男女で違いがあります。

性的な快感が最高潮に達することを「オルガスム」といい、オルガスムに達すると幸せホルモンと呼ばれる「オキシトン」や「プロラクチン」が大量に分泌されます。

男性の場合、射精と同時にオルガスムを得られることがほとんど。しかし、女性の場合はセックスで必ずしもオルガスムに達しないこともあります。

女性の場合、最もオルガスムを得やすい性感帯はクリトリス(陰核)であるため、性交時の挿入による膣刺激ではオルガスムを得られないことも。そのため、マスターベーション(自慰・オナニー・セルフプレジャー)や、パートナーによるクリトリスへの愛撫でオルガスムを経験することが多いようです。

女性の場合、パートナーとの関係性や精神的なストレス、性交痛などがオルガスムに影響するといった点も、男性との違いです。