大学病院での検査結果は



あまりに苦しさがひどくなってきたこともあり、私は大学病院で検査をおこなうことにしました。紹介状もない大学病院での診察は通常よりもさらに時間がかかり、朝8時半に受付を済ませましたが、検査を終え、最後に先生の診察を終えたのは午後2時半過ぎでした。

そして気になる結果は「問題なし」。人間ドックで診断されたQT延長の症状は特になく、苦しいと感じるような病状は今回の結果では見られないと診断されました。

今後も症状が改善されないようであれば、24時間心電図を記録することができる「ホルター心電図」で検査しましょうと提案してくださいました。苦しくなる症状には思い当たる原因もあることだし、実際に検査をして異常が見られないことにとりあえず安心し、これ以上の検査は今回はおこなわないことにしました。

その後の人間ドックでも毎年、洞性徐脈の診断はされるものの、QT延長と診断されることはありません。

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まとめ

人間ドックで初めて知ったQT延長ですが、大きな症状がないとはいえ突然死などのリスクもあるそうです。私の場合、職場でのストレスが解消されると、苦しくなる症状も見られなくなったので、一旦は大丈夫だと思っています。

とはいえ若いころはストレスで体に影響が出るなんてなかったことを考えると、「寄る年波には勝てない」ということなのでしょうか。またQT延長の診断はされていませんが、毎年の検査で心電図には何かしらの指摘事項があるのは事実です。一度診断を受けて大丈夫だったからといって過信せず、定期的に病院でも検査を受けて、大事に至る前に病気を発見できるよう自分の体と向き合っていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

イラスト/マメ美

著者/sara(52歳)
22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。