意を決して歯医者へ。痛くなかったものの…



それでも歯医者には行きたくなかったため、折れてしまった箇所を念入りに歯磨き。とにかく痛みが出るのを防ぐことに注力しました。

しかし長くは持たず、すぐにズキズキと痛むようになりました。

いろいろな人から情報を得て「痛みの少ない治療」をしてくれる歯医者を探しました。予約した歯医者でも、診察台に座ってから「とにかく痛い治療は嫌です」と理由とともに先生へ延々と訴え続けました。

おかげで痛みの少ない治療ではあったものの、放置した期間が長かったせいか炎症がなかなか治まらず「このまま炎症が治まらない場合は、歯の根元が折れている可能性もあるため、抜歯する可能性もあります」と言われ、大きなショックを受けました。

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まとめ

こんなことなら早く歯医者に行くべきだった……まさか自分が「歯を抜くかもしれません」なんて言われるとは思ってもいませんでした。まさに鈍器で頭を殴られたような強い衝撃を受けました。

歯が痛いと、おいしいものをおいしく食べられないし、日常生活にも大きく影響します。最近では口内の細菌が体内に侵入し臓器に悪影響を及ぼす可能性があることから、国民皆歯科検診制度という国民に歯科検診を義務付ける動きもあるほど、口腔ケアが見直されています。80歳と言わず、死ぬまで自分の歯で食べ続けられるよう、歯科にはきちんと通って口腔ケアに務めることを決意しました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。

イラスト/おんたま

著者/日向 くらげ
一昨年に離婚。飲食業界の会社に勤めて28年。趣味は旅行と温泉巡り。