薬菓の形をしたチーズケーキ。課題となるその形と、美味しさの決め手となる味のバランス

薬菓をテーマにどんなスイーツを展開するのがよいか、そこでアイデアとして出たのが「A WORKS」のシグネチャーであるチーズケーキとイベントの主軸である「ガーナ」を使うこと。

チーズケーキを薬菓味にするのか、薬菓をのせたらよいか? また、今までに見たことがない薬菓スイーツをどう作るか? 多くの議論がなされた中で出たアイデアが「薬菓型チーズケーキ」。

まるで薬菓の花のような形をチーズケーキ型で、シリコンのオリジナルの型を開発し製造することに。思い通りにきれいな型を作ることができ、続いて「チーズケーキが本当にきれいに型から抜けるかどうか」のテストが。

実際に型ができ、製造元でテストするときれいに抜くことができました。そしてチーズケーキのレシピはさすが「A WORKS」。チーズの美味しさと、ガーナの美味しさ、そしてなめらかさが両立するような構成に。

とっても美味しいチーズケーキが仕上がりながらも、もう1個課題が。チーズケーキでありながらガーナの持つ甘み、カカオとミルクのコク、なめらかさをしっかり伝えるだけではなく「薬菓」の魅力や美味しさもお届けすること。それを再現するために、議論されたのは底に敷かれた薬菓味の土台。薬菓は「A WORKS」の二人が韓国でも流行っているという「はちみつレモン」の味わいで落とし込むことになりました。

レモンの酸味を少し調整したり、食感を改善したり、シナモンが好きな人向けに追いシナモンができるようになったりと、ロッテのメンバーやイベントチームの意見によってどんどん改良され、最高の「ガーナチーズケーキ meets 薬菓!」が誕生。「A WORKS」のアイコンでもある「クネル」(生クリームをスプーンで成形したもの)とタイムが添えられ無事完成に至りました。

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四季を感じながら、「ガーナ」の美味しさをダイレクトに楽しめる「太まきソフト」

「ソフトクリームにするなら、絶対太まきにしたい!」そう話すのは、高井さん。「A WORKS」の二人のアイデアで、2品目は太まきのソフトクリームがメニューとして選ばれることに。そしてここにも「薬菓」が。薬菓は韓国でも、様々な食感や味わいのものがあることから、チーズケーキの薬菓とは異なる体験として、こちらにはミニサイズでの薬菓が。少しねっちりした食感も特徴的です。

ソフトクリームは、冷たいゆえにチョコレートの感じ方は難易度も高い。チョコレートの配合比率で味わいが変わるため「ガーナミルク」そして「ガーナブラック」の比率を何パターンかを試し、着地。

そしてその美味しくできたソフトクリームを、味だけではなく見た目からも四季を感じるようにどうアレンジしていくか? そのフレーバーのバリエーションも「A WORKS」の二人からいただくことに。

・春:いちご・ミルク (写真左上)
ドライフルーツ苺×ミルクパウダーを混ぜて粉砕しパウダーに。上にはドライいちごをトッピング

・夏:とうもろこし・岩塩 (写真右上)
ドライとうもろこしに塩をまぶし、混ぜて粉砕しパウダーに、上にはドライとうもろこしをトッピング

・秋:りんご・紅茶 (写真左下)
ドライりんご角切り+ミルクティーパウダーで混ぜて粉砕しパウダーに、上にはドライりんごをトッピング

・冬:バナナ・キャラメル (写真右下)
ドライバナナ×キャラメルパウダー混ぜて粉砕しパウダーに、上にはドライバナナをトッピング

この4つのフレーバーが誕生。特に現場で好評だったのは「とうもろこし・岩塩」。塩味ととうもろこしの甘さと香ばしさがチョコレートにとてもマッチします。各フレーバーは、その場で選ぶことができ、ポップアップ期間中に何度も足を運びたくなるような仕掛けがまたユニーク。そしてDIYコーナーも、楽しめる要素がいっぱい。