YASCORN 鉄道食べすぎひとり旅!3歩進んで2歩下がる!天浜線で静岡ローカル満喫旅

「洗って!回って!列車でGO!」ツアー

洗車機を通る瞬間の臨場感

「洗って!回って!列車でGO!」ツアーの参加者は40名ほどで満員でした。

係りの方に誘導され、先ほどのホームへ。駅舎の説明を聞き終わった頃に、空の列車がやってきました。それに乗り込んで、乗車したまま洗車機の中を通り「洗って!」を体験。
水と泡のすごい光景になるのかと思ったら、意外とあっという間でした。

転車台で向きを変える車両

今度はそのまま「回って!」体験。車両が転車台に乗って方向転換します。転車台は車両の向きを変えるための施設。乗車したまま転車台に乗ることはまずないので、貴重な体験です。そのあと下車して、今度は外から転車台に乗る車両を眺めます。ちなみにこの転車台も1940年からずっと使用。ここから先は、通常の転車台ツアーと見学コースは同じです。

車庫の横にある鉄道歴史館

そして扇形車庫を眺めながら、横にある鉄道歴史館へ。国鉄時代に使われていた駅名標や鉄道機器など、歴史が詰まっていて、小さいながら見応えがあります。

(左)通路の向こうに高架貯水槽が見える(右)大浴場

説明を聞きながら、今も使われている運転区休憩所の建物の間を歩き、見学は続きます。
こちらはかつて機関士さんたちが使用した大浴場。蒸気機関車時代はここで煤や汗を流していました。今は数々のヘッドマークたちがお風呂に入っています。

「まいたけ弁当」と「花の舞」本醸造 生貯蔵酒

さて、駅に戻って予約しておいた「まいたけ弁当」を受け取ります。こちらは私が大好きなお弁当。天竜産まいたけの炊き込みご飯と、おかず類も種類が豊富で一つ一つ手が込んでいます。天竜二俣駅で土日祝日のみ販売。ぜひ予約して食べてみてください。

そして駅で販売している静岡の地酒「花の舞」も購入。常温で販売されているのですが、事前に頼めば、なんと冷蔵庫にいれて冷やしておいてもらえるそう。ツアー前に急いでお願いし、食べる頃にはほんのり冷えておりました。

美しい天竜川

さあ、ここからがついに「3歩進んで2歩下がる」行ったり来たり旅のスタートです。まずはさらに先を進みます。天竜二俣駅を出発して、宮口駅へ。二俣本町駅を過ぎると、下流の広くて穏やかな天竜川を渡ります。ここも見どころです。

宮口駅も国の登録有形文化財に登録

宮口駅の事務室だった場所は、今は駄菓子屋さんとなっています。しかし残念ながら、この日はお休み。実は天竜二俣駅にもラーメン屋さんが併設されていました。いつも駅弁を食べてしまうので、なかなかチャンスがありませんが、そのうち必ず。

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地酒「花の舞」の酒造を見学!

庚申寺参道沿いにある花の舞酒造

次に乗ろうとしている列車は30分後。宮口駅から歩いて5分ほどのところに、先ほど買った地酒、「花の舞」の酒造があります。今日はお休みと思っていたのですが、念のため電話してみたら、営業しているそう。なぜか私が勘違いしていたようです。

左富士のラッキーが、今ここに! 走って向かいました。

試飲できる日本酒の種類が多い

軽く酒造見学をさせていただき、試飲コーナーへ。試飲できる数が多くて驚きました。

しかも自分で自由に飲み比べできます。生原酒がおいしい。意外と気に入ったのは、ヨーグルト酒。静岡県産米100%の日本酒と、地元浜松の「いなさ牛乳」のヨーグルトをブレンドしているそう。買おうかすごく迷いましたが、今日も明日もずっと移動の旅なので、泣く泣くあきらめました。通販で買おう。

結構いただいてしまいましたが、同じく用意されていた仕込み水を飲んでスッキリ。やっぱりお水がおいしいとお酒がおいしくなるのだなあ、と感じつつ、駅へ戻ります。

西気賀駅駅舎にはグリル八雲

 予定していた列車を1本見送りましたが、7駅進んで西気賀駅へやってきました。

こちらには、フランス料理のグリル八雲が併設されています。こちらもこの時間は営業していませんでした。このレストランのコーンポタージュスープは美空ひばりさんが愛した味だったそう。コーンスープ……コーン好きの私としては、いつか食べないとなりません。

井伊家の家紋の入った赤い幕が張られている気賀駅

西気賀駅から一駅戻って気賀駅へ。こちらは井伊直虎ゆかりの地の最寄り駅。2017年の大河ドラマで井伊直虎が取り上げられた際は、賑わったようです。

駅舎にはラーメン屋さんが入っていますが、時間が15分しかなく、あきらめました。