摘心で収穫量アップ!

本葉が5枚程度になったら、先端の新芽を切ります。これは摘心といい、枝葉を伸ばして、より多く実をつけることにつながります。摘心をしなくても収穫はできますので、栽培に慣れてきたらチャレンジするとよいかもしれません。

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枝豆で楽しむなら80日後、大豆は晩秋に収穫


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枝豆を楽しむ場合は植え付けから80日程度で、実がなったら収穫します。大豆にするには、さらにサヤがカラカラになるまでそのまま植えておき、雪が降る前に枝ごと収穫します。品種によって背丈が高い枝があり、置き場所に困る場合は、枝からサヤを全部取り、ザルなどで干してもよいでしょう。収穫したての大豆はまだフニャフニャなので、しっかり乾くまで外やストーブ脇などに置いてもより早く乾燥できます。

保存は約1年くらいで食べきるのがよいでしょう。時間が経つにつれて、皮が固くなり味が落ちます。たくさんある時は、煮てから冷凍保存しておくと、美味しさが長持ちしますよ。


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大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など、さまざまな栄養素が含まれるため、自然のバランス栄養食ともいえます。ぜひ自分で育てて楽しんでみましょう。

Credit

文 / 本間のぞみ


ほんま・のぞみ/福島県会津若松市生まれ。デザイン事務所のアシスタントを経てガーデニング雑誌編集部に入社。庭のある暮らしや食に関する記事をつくる中で、さまざまな食のプロに出会い魅了され、和菓子店、ベーグル店、ビストロなどで経験を積む。現在2人の子どもを育てながら、地元の母がつくった会津野菜や食品を使ったレシピを提供中。



イラスト / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。