43歳を過ぎたころから目がかすむようになり物が見えにくくなりましたが、眼精疲労だと思い気にせずにいました。しかし、家族に老眼だと指摘されてから眼科に行き、実際に老視(老眼)だと診断されました。ここでは私が実際に経験した老眼の症状と病院で受けた老眼の検査についてお話しします。

眼精疲労と思い込んでいた時期



目がおかしいなと気が付いたのは、少し前に婦人科で軽度の更年期障害を診断された後に症状がかなりラクになり、以前のような生活に戻りつつあるときでした。今までの分も取り返そうと、躍起になって仕事や家事をする毎日。目が疲れているとは感じていましたが、「仕事だし1、2日休めば良くなるでしょう」くらいの軽い気持ちもあり気にしないようにしていました。

しかし曇りの日や夜間などの室内が暗いとき、物がかすんでいてよく見えないこともありました。それでも老眼とは60代くらいからなるのだろうと勝手に思い込んでいたため、自分が老眼だとは夢にも思いませんでした。

(広告の後にも続きます)

家族に指摘され初めて目の異変に気が付く



いつしかかすみ目で物がよく見えない状態も、私の中では当たり前になってきていました。そのうちに無意識ですが、字を読む場合にはスマホやプリントを離して読む癖が。夫から「とうとう君も老眼じゃないの」とからかわれたときには冗談だと思い、本気で笑い飛ばしていました。また、母が老眼鏡をかけ手元のパッチワークを縫っているのを見て、「老眼で大変ね」と本気で心配していたのもこのころです。

しかし、母の何げない「あなたも老眼よ、だって目を細めたり字を読むときの表情なんて私とそっくりよ」と言われたことにより、自分の目は疲れ目ではないのかと初めて気が付きました。眼科のホームページなどを見ると、たしかに40代から老眼が始まると書いてあります。今まで疲れ目だと勝手に思い、気にしていなかった加齢による視力の衰え。それが自分の目の前に既に迫っていたという事実は、更年期障害がやっと改善してきた私にとって新たな心配の種になっていました。