三野直子の冷茶グラス

富山市にてガラス作家として活動。表面の細やかな模様は、木工用ボンドでフリーハンドで描き、そこにサンドブラストを吹き付けて削って浮き上がらせている。冷茶を注いだときのお茶と模様の重なりが独特の景色を生む。70℃程度の湯なら大丈夫とされるが、耐熱ではないので急激な温度差には注意。¥8,800(季の雲 0749−68−6072)
yuta 須原健夫の茶匙

卵や落ち葉、雫を連想させる、自然の形態を意識したフォルム。2002年から彫金を始め、特に真鍮を使ったカトラリーや茶道具を制作している。金槌などで叩き出して形を作り、曲線や細部の仕上げまでこだわっている。長く使うほどに真鍮の光沢が深まり、色合いが変化していく。茶器と共に育てる道具として大切にしたい。¥2,200(オク)
岸野 寛の白釉輪花汲出

汲出とは日本茶用の小さな碗で、湯呑みよりも浅く、口がやや広がっているのが特徴。それにより香りが立ちやすく、湯色を見やすいことから、家庭におけるもてなしの茶碗として人気が高い。白釉の陰影が器に表情を添え、花弁状の波を持つ輪花と呼ばれる口縁の形状によって、煎茶の緑が映える。¥4,950(夏至)
木檜ひろこの漆皮茶箱

東京藝術大学卒業。グラフィックデザイナーを経て、2019年頃から伝統的な漆皮の技法をもとに、独自の手法で漆器を制作。牛床革など動物の革を木箱にかぶせて張り込み、麻布を補強材にして漆を染み込ませて固めている。茶器をまとめて収納したり、野点の際に携行するのに使いやすい。麻布付き。白漆マーブル茶箱¥58,300(LEAFMANIA)
photo : Satoshi Yamaguchi styling : Emiko Furuse edit & text : Wakako Miyake
合わせて読みたい
LIFESTYLE 2026.3.12 New 一杯の時間が愛おしくなる。作家の手仕事を感じられる、コーヒー&お茶の道具。
LIFESTYLE 2026.3.8 雑音のない端正なデザインで、朝のコーヒーを。作家の手仕事を感じられる、コーヒー道具。
LIFESTYLE 2026.3.9 香り高い紅茶は洗練されたティーセットで。作家の手仕事を感じられる、紅茶の道具。
LIFESTYLE 2026.3.11 New 茶文化を生んだ地の茶を引き立てる道具。作家の手仕事を感じられる、中国茶の道具。

COFFEE & TEA / コーヒーとお茶と、わたしの時間。&Premium No. 144
お気に入りの一杯を手に、ほっとひと息入れる。それは暮らしのなかの句読点のような、心を整えてくれる時間です。深まる秋、今号のテーマは「コーヒーとお茶の時間」。コーヒー、紅茶、日本茶、中国茶、ハーブティー、野草茶…。スタイルのある14組のコーヒー&ティーライフから、おいしく淹れるコツ、使い心地のいい道具や読書案内、訪ねたい名店まで、コーヒーとお茶にまつわる Better Lifeのヒントを集めました。
andpremium.jp/book/premium-no-144

