植物園の中から街へ。フラワーショーを福岡の景色にしようとした試み

植物園の中で見た花の世界が、そのまま街へつながっていたのもFukuoka Flower Show 2026の大きな特徴。福岡のまちを彩る「まちなか花装飾」は、会場の外へも美しさをにじませ、まち全体の価値向上につながっていました。


初開催となったFukuoka Flower Show 2026は、完成度の高い庭を並べるだけのイベントではありませんでした。森の光や音まで感じさせる庭、春の野を思わせる植栽、暮らしに近いベランダガーデンやハンギング、まだ知らない新品種との出会い、そして思わず写真を撮りたくなる華やかな演出まで、花と庭の楽しみ方を立体的に見せてくれる場でした。植物園の中で始まった感動が街へも広がっていく構成からは、福岡がこのフラワーショーを一過性の催しではなく、都市文化として育てていこうとする意志も感じられます。初回でここまで見応えがあるなら、次回はどんな庭と花に出会えるのか。そんな期待を抱かせる第一歩だったと言えそうです。
Credit 取材&文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
