
春に可憐なベル形の花を咲かせるスズラン。実は寒さに大変強く、一度植えれば毎年花を楽しめるコストパフォーマンス抜群の多年草です。虫がつきにくく初心者にもおすすめなスズランの基本的な育て方や毎年咲かせるコツをご紹介します。
スズランの基本情報

植物名:スズラン
学名:Convallaria
英名:lily of the valley
和名:鈴蘭
その他の名前:君影草
科名:キジカクシ科(クサスギカズラ科)
属名:スズラン属
原産地:東アジア、北アジア、ヨーロッパ
形態:多年草
スズランは、キジカクシ科スズラン属の多年草です。原産地はヨーロッパ、東アジア、北アジア。夏の暑さに弱い一方で、寒さには大変強く、北海道を代表する花となっています。
スズランのライフサイクルは、以下の通りです。4月頃に新芽が動き始めて葉を展開し、4~5月に開花。6月頃に赤い実をつけます。そのまま葉を広げて秋までは青々としていますが、晩秋になると地上部を枯らして休眠します。ただし、枯れたと判断して掘り上げて捨てないでください。冬を越せば、また春に新芽を出して生育期に入ります。このように、一度植え付ければ毎年開花を楽しませてくれる、コストパフォーマンスに優れる植物です。
一つ注意していただきたいのは、スズランは全草に毒を含有していること。詳しくは後の項目で触れますが、取り扱いには十分注意してください。毒を持っているために病害虫がつきにくいというメリットもあります。
林床で株を増やし春に咲きはじめたスズラン。風に揺れてチリンチリンと音が聞こえてきそう。sergeyxsp/Shutterstock.com
スズランの花や葉の特徴

園芸分類:草花
開花時期:4~5月
草丈:15~20cm
耐寒性:強い
耐暑性:弱い~やや弱い
花色:白、ピンク
スズランの草丈は15~20cmと小ぶりですが、環境に合えば50cmほどの大株になることもあります。花茎を伸ばした先に、白いベル形の花が咲きます。1つの花は1cmに満たないほど小さく可憐ですが、花茎には10個ほどの花が連なり、清楚な華やかさが持ち味。花色はポピュラーな白のほか、ピンクの品種もあります。
スズランの葉は長さ20cmほどで、大きな長楕円形です。4月下旬から5月にかけて、葉と同じくらいの高さの花茎を伸ばし、花後には赤く小さな丸い果実を実らせます。なお、可憐な見た目とは反対に、花や根をはじめ全草に強い毒があります。
