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【三重・鈴鹿発!学生向け企業連携プログラムに密着取材】学生が挑む「地方物流企業の本気DX」その1か月の記録をご紹介。

【三重・鈴鹿発!学生向け企業連携プログラムに密着取材】学生が挑む「地方物流企業の本気DX」その1か月の記録をご紹介。

最終発表会は、東出社長をはじめ役員・社員5名が集まる中で開催されました。 当日のスケジュールは以下の通りです。

チーム①|自動配車システムの導入提案

チーム①が提案したのは「自動配車システムの導入」です。現状、配車計画担当者は外部連絡に多くの時間を費やしており、自社トラックの配送計画を自動化することで、担当者が溢れた依頼の他社手配に集中できる体制を目指しました。

具体的な提案として、既存の配車依頼Excelに自社計画済みか他社配車かを区別するステータスを追加したデータベース構成案を提示。ドライバーごとの稼働時間を瞬時に可視化します。

個人の労働制約や定期便スケジュールのデジタル管理の必要性も指摘しました。実装・維持にかかる労力や、依頼変更への対応力という導入障壁も正直に示した上で、手動の承認で完了する状態を理想像として描きました。準備の過程で確認不足につまずくこともあり、「細かいことを詰めながらやっていかないと影響が出る」という学びも得られたといいます。

チーム②|OCR導入とデータ可視化提案

チーム②が提案したのは、手書き伝票のOCR(光学文字認識)によるデジタル化と、Looker Studioを活用したデータ可視化です。実際にOCRを試し、数字の認識精度は高い一方で漢字の誤認識が多いという課題も率直に示しました。改善策として「間違った文字をAIに教え込む地道な学習」が最も確実だという現時点での地に足の着いた答えも出しています。

Google Maps APIを活用した配送ルートの最適化案を提示。APIコストを抑える運用シミュレーションにより、実用的なコストパフォーマンスを実証しました。また、ドライバーのフォークリフト作業への習熟度や希望といった定性的な要素をマッチング条件に組み込むなど、現場の心理的負担を軽減する独自の視点も盛り込んでいます。

14:30、社内実用化の視点から「本気の議論」開始

最終プレゼンテーションのあとに設けられたのは多貴商運の役員と社員による、この提案を本当に自社で採用できるかをジャッジする議論の時間です。そこには単なる教育プログラムの枠を超えた、実用性まで落とし込んで考える真剣な空気がありました。

そして迎えた、本プログラム最大の山場、東出社長から学生たちへのフィードバックです。

「我々にとっても、非常に大きな刺激になりました」そう切り出した東出社長。フィードバックは、各チームの提案の“核心”を突くものでした。「自動配車」を提案したチームに対しては、アナログな現場課題への深い理解を高く評価。その上で、「電話での通話内容をデータ化するという視点は、我々にとって完全に盲点だった」と、外部の視点ならではの新たな気づきを称賛します。

一方、「OCR(光学文字認識)と可視化」を提案したチームには、「手書きの良さをあえて残したDXは、現場の共感を生む」と、現場で働く人々の心情にまで配慮したアプローチを絶賛。「まさに自社が目指すべき構想と重なる」という言葉は、単なる講評という枠を超えた、経営者としての、偽りのない評価でした。

発表を受けて、東出社長からは「実際に課題解決まで学生と進めていきたい」と、今後の展開を期待する前向きな言葉がかけられました。

配信元: Nativ.media

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