
園芸店に並ぶ色とりどりの花苗を前に、「どの花とどの花を買えばいいのか分からない!」と悩んでいませんか? ドイツ出身のガーデナー、エルフリーデ・フジ-ツェルナーさんが、春の庭をナチュラルに彩るおすすめの植栽コンビネーションアイデアをご案内します。併せて、この春実現した「理想のイチゴジャム作り」にまつわるエピソードもご紹介。春の庭からの贈り物をたっぷりお届けします。
爽やかな新緑の季節

庭や道端、公園、森、そして手つかずの自然が残る場所、あらゆる隅々にまで、みずみずしい緑が芽吹く季節です。私が特に好きな緑の1つが、カキの若葉の色。フレッシュな淡い緑色は、特に太陽の光を透かしたときに、とても美しく輝きます。カキの木は樹形も印象的で、私のお気に入りの木は九州の義母の庭にあるもの。和室のすぐ前の小さな庭に植えられたこの木は、隣家の駐車場と家との間に素敵な目隠しを作ってくれると同時に、低い屋根の家々と近くの森との景観を美しく区切る役割も果たしています。

カキの木は四季折々の姿が楽しめる樹木。しっかりとした幹に最初の淡い緑色の葉が開く芽吹きの春に、想像の中ではもう美味しい果実を食べている秋の自分の姿が目に浮かびます。夏には葉が厚く濃い緑色になり、秋には黄色に色づきます。葉が落ちる冬も、ごつごつとした角張った樹皮が、1つの美しい景観を作り出します。

春のおすすめ植物組み合わせアイデア
庭づくりの準備には、想像力が非常に重要です。小さな種子が成長するとどのような立派な植物に変貌するか、周囲にはどれくらいのスペースが必要で、どんな植物が合うのか、など。こうした想像力を働かせるためには、日ごろから植物の成長した姿や組み合わせた時の印象をストックしておくことが大切です。組み合わせの妙は偶然により生まれることも多いので、私はどこにいても、「自然に見える組み合わせ」を探しています。
そんな中で見つけたおすすめの植物コンビネーションをいくつかご紹介します。春は、園芸店やナーセリーにはじつにさまざまな苗が並び、どれを買えばいいのか、どれが合うのか迷ってしまうほどですが、参考にしてみてください。
