イベリス&シランや球根植物

ドイツ語では「リボンの花」という意味の名を持つイベリスは、低く茂って春に純白の花を咲かせる美しい植物。這うように育つグラウンドカバープランツで、石の多い土壌やロックガーデンによく似合います。私のおすすめは、植物の隙間を埋めるように植栽すること。例えばピンク色の花を咲かせるシランは、イベリスの白い花とのコントラストが美しく、すっきりと伸びた葉も観賞価値があります。


フリージアなどのカラフルな花のミックス、チューリップやスイセン、ラナンキュラスといった球根植物との組み合わせでもぜひお試しを。多年草のイベリス・センペルビレンスは秋冬に咲くこともあるので、秋に咲くネリネ(ダイアモンドリリー)と合わせてもいいですね。

ちなみにネリネは、英名ではガーンジーリリーとも呼ばれます。ガーンジーとは、チャンネル諸島を構成する島の1つ、ガーンジー島のこと。豊かな自然と壮大な景色、そして手つかずのビーチで知られるチャンネル諸島は、イングランド南岸とフランス北岸(ノルマンディー地方)の間にあり、ジャージー島、ガーンジー島、オルダニー島、サーク島、ハーム島の5島と島しょ部からなります。南アフリカを原産地とするこの植物が、イギリス海峡に浮かぶガーンジー島の名を持つ由来には、次のような説があります。
それは、17世紀にある船が難破し、積み荷であったユリの球根が流されて漂着した先が、チャンネル諸島のガーンジー島であったというもの。そこで350年以上もの間、野生のまま生息していたのだそうです。
植物の原産地は、ガーデナーにとって重要な情報。原産地の気候が分かれば育てるヒントになりますし、植物の組み合わせを考える際にも役立ちます。
コキア&コスモス

コキアの種まきは4~5月が適期。温暖な地域では草丈120cmほどまで成長しますが、寒冷地ではもっと小さく育ちます。鮮やかな緑の葉とコスモスの組み合わせは、まさに絶妙。私の一番好きな色合わせは、赤く染まった秋のコキアと白いコスモスの花です。白だけでなく、赤、淡いピンク、黄色なども素敵なので、お好み次第で組み合わせられますね。
今年の晩秋は、コキアでほうきを作るのが、私の次の目標です。

