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【春のガーデニング】園芸店で迷わない! プロが教える相性抜群の植物コンビ5選

【春のガーデニング】園芸店で迷わない! プロが教える相性抜群の植物コンビ5選

アガパンサス&グラジオラス

アガパンサス
初夏に旺盛に茂るアガパンサス。Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Green Solutions

先日、4月にアガパンサスの葉の間から、春咲きの赤いグラジオラスが咲いているのを見つけました。春のアガパンサスの葉は取り立てて目立つものではありませんが、花茎を長く伸ばした花が現れると、美しい緑のフレームのように花を彩ります。グラジオラスの花が散った後、枯れた茎は見頃を迎えるアガパンサスに覆われ、見事なバトンタッチを見せてくれます。

スパラキシス&グラス類

スパラキシス・トリカラー
スパラキシス・トリカラー。billysfam/Shutterstock.com

ハーレクインフラワーとも呼ばれるスパラキシス。育てやすく、日当たりのよい場所を好む植物で、春から初夏にかけて庭を彩ります。ガーデンで最もよく見られるスパラキシス・トリカラーは、オレンジ色の花弁に中心は黄色、そして黒色の模様が入る、ユニークで目を引く花です。園芸品種も豊富で、オレンジ、ピンク、赤、白、黄など明るく華やかな花が楽しめます。草丈は20~30cmほど。球根は9~12個をまとめて植えると、より鮮やかな色彩を楽しむことができるのでおすすめです。花もちがよく、切り花としても長く楽しめます。

乾燥に強いスパラキシスは、ロックガーデンや水はけのよい土壌でよく育ちます。プランター、コンテナ、鉢植え、地植えなど、幅広い環境で育てやすいことも魅力です。温暖な気候では植えっぱなしにできますが、寒冷地では冬は土から掘り上げて保管し、早春に植え付けるとよいでしょう。

スパラキシス
Photo/Elfriede Fuji-Zellner

九州・長崎地方で私が目にした素晴らしい植栽は、小さな丘を覆うように一面に植えられた白と黄色のスパラキシスと、グラス類を組み合わせたもの。桜の開花が終わった直後の公園で見かけ、散り落ちた桜の花びらが周囲を覆い尽くしていたその光景は、本当に目に美しいものでした。

スパラキシス
白と黄色のスパラキシス。Photo/Elfriede Fuji-Zellner

鮮やかな赤色に黄色い目が入ったスパラキシスもあり、早春から赤い花を咲かせる珍しい存在として、ひときわ目立つアイキャッチャーになります。背の低い緑のグラウンドカバーと組み合わせるほか、ローズマリーやラベンダー、黄色やクリーム色のガザニアとの相性も抜群です。

スパラキシスには、こんな思い出もあります。九州の義母の家の近所にある、小さな庭のある昔ながらの平屋には90歳を過ぎたおばあさんが暮らしていて、庭の前の小さなベンチによく腰掛けています。ある日、彼女の家を訪ねると、黒と黄色の目が入った赤い花を咲かせている美しいスパラキシスに目を奪われました。ちょうど満開で、少なくとも100輪はあったでしょうか。その美しさに見とれていたところ、彼女は喜んで苗を分けてくれ、すぐにいくつか掘り起こしてくれたのですが、小さなハンドスコップで一生懸命掘ったので、スコップの柄が曲がってしまいました。

そんなこんなでいただいた苗は、大事に箱に入れ、九州から持ち帰った他の素敵な品々とともに東京までやってきました。苗のお返しには、農家から直接買った美味しいミニトマトをお裾分け。こうしたやり取りができるのもガーデニングの醍醐味ですね。

植物には、それにまつわる素敵なエピソードと、愛おしい思い出があります。こうした庭での小さな出来事や、大切な思い出話を持つことは、とても大切なことだと思います。

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