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【春のガーデニング】園芸店で迷わない! プロが教える相性抜群の植物コンビ5選

【春のガーデニング】園芸店で迷わない! プロが教える相性抜群の植物コンビ5選

ネメシアとスイートピー

スイートピーとネメシア
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich

ネメシアとスイートピーも、色鮮やかな美しい景観を作り出すことができるコンビネーション。スイートピーは支柱やトレリスに沿って垂直に伸び、ネメシアは豊かな花の絨毯のようにふんわりと横に広がります。この組み合わせはコテージガーデンのスタイルでよく用いられ、幾重にも重なる、香りと色彩豊かな演出になります。草丈が低いネメシアは、つる性のスイートピーの株元をカバーするのにぴったり。茎がひょろひょろとむき出しになりがちな株元を、ネメシアが美しく隠してくれます。

スイートピーとネメシアは、どちらも香りがよく、生育条件も似ているので、一緒に育てやすい組み合わせ。日当たりのよい場所から半日陰を好み、肥沃で湿り気があり、水はけがよい土壌が理想的です。

スイートピーと相性のよい植物として、クローバーも挙げられます。クローバーも草丈が低いグラウンドカバープランツ。マメ科のクローバーは根粒菌の働きにより空気中の窒素を固定し、土壌を肥沃で豊かにして保水性を高める役割もあります。白い花もスイートピーによく似合いますよ。

イチゴの季節!

イチゴ
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich

春は植物の組み合わせのアイデアが尽きない楽しい季節ですが、この時期は新鮮な果物も大きな楽しみです。

自宅で育てやすい春の果物といえば、イチゴ。バルコニーやベランダ、玄関先でイチゴを育ててみませんか? 美味しい実はもちろん、可愛らしい花と美しい葉も見逃せません。花色は白やピンクがあり、小さなワイルドストロベリーから大粒のイチゴまで、品種も豊富です。

イチゴと合わせて植える野菜には、ニンニクやタマネギが人気。ボリジ、サラダ菜、ほうれん草、キンセンカなどと組み合わせると、より華やかなキッチンガーデンになります。

リーズナブルな手作りイチゴジャムを求めて

イチゴジャム
Photo/Elfriede Fuji-Zellner

この春の美味しいエピソードは、自分と家族のためにイチゴジャムを作ったこと。何年も前からチャレンジはしていたのですが、なかなかジャム作りに適したイチゴを手に入れることができていませんでした。

今年は、九州に短期間滞在した時がちょうどイチゴの収穫期だったという機会があり、さらに有名なイチゴの産地がすぐ近くにあるとか。めったにない機会なので、ジャム用のイチゴも探してみたのですが、多くの場所で販売されているイチゴはどれも、ジャム作りにはもったいないほど良質なものばかりでした。

そこでいくつかのイチゴ農園に電話をかけたところ、ある農園で、ジャム用のイチゴを販売しているというお返事をいただきました。ただし、すぐに売り切れてしまうということなので、次の入荷分を予約することに。待つこと数日、そして九州の山道を1時間近くかけて車で走った末、小さな道端のお店で、ジャム用のイチゴ2kgをたった1,500円で手に入れることができました。

ジャム用イチゴ
ようやく手に入れた理想のジャム用イチゴ。Photo/Elfriede Fuji-Zellner

帰るついでに図書館に立ち寄る予定だったので、イチゴが車の中で温まってしまわないよう、図書館のロッカーに預けることにしました。2kgのイチゴと一緒に図書館を訪れるのは初めての経験。一風変わった体験もさせてもらった図書館は、建築的にも素晴らしいものでした。木材などの自然素材がふんだんに使われ、大きな窓からは光と風がたっぷりと差し込んで、雰囲気も最高でした。

この地域は柑橘類も有名で、いろいろな種類を手に入れることができたおかげで、満足いくまで自家製のイチゴジャムとマーマレードを作ることができました。九州からの帰りの荷物には、ジャムをたっぷり詰めたガラス瓶がいくつかと、九州の素敵なお土産がたくさん増えました。

今回学んだことは、ちょっと大げさですが「諦めければ、必ず望みを叶える道が開ける」ということです。今回の私の望みは、「手頃な価格で自家製イチゴジャムを作る」こと。シンプルながらも意外と難しいものでしたが、この九州旅行で達成することができました。

ガーデン
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich

この九州滞在を通して改めて実感したのは、人と人とのコミュニケーションがいかに大切かということ、そして花や食べ物は、そのコミュニケーションの素晴らしい手段だということです。

喜びと満足感、そして素敵な思い出を数多くもたらしてくれる人との繋がりは、身体と心の健康のもとですね。

Credit 話 / Elfriede Fuji-Zellner - ガーデナー -

エルフリーデ・フジ・ツェルナー/南ドイツ、バイエルン出身。幼い頃から豊かな自然や動物に囲まれて育つ。プロのガーデナーを志してドイツで“Technician in Horticulture(園芸技術者)”の学位を取得。ベルギー、スイス、アメリカ、日本など、各国で経験を積む。日本原産の植物や日本庭園の魅力に惹かれて20年以上前に日本に移り住み、現在は神奈川県にて暮らしている。ガーデニングや植物、自然を通じたコミュニケーションが大好きで、子供向けにガーデニングワークショップやスクールガーデンサークルなどで活動中。

Photo/ Friedrich Strauss Gartenbildagentur/Stockfood

まとめ / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!

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