◆斉藤被告は「人気者」、被害者は「一般の方」と証言
まず、斉藤被告らの出演者が決まった経緯について紐解かれた。検察側は、Aさんが性的行為を断りづらかった要因である「斉藤被告の芸能界での影響力」を確かめようとしたのだろうか。番組に出演した経緯について説明を求めた。「(斉藤被告は)やはり人気者でしたから、出ていただきたいという思いがありました。MCができる方を各芸能事務所にあたったところ、スケジュールが空いていたこともあり、被告人になりました」
一方で、過去に番組に出演した実績があることや、SNSでインフルエンサーとして活躍していたことから、Aさんにも白羽の矢が立ったという。
そんな中、検察側がAさんの「芸能人との差」について質問すると、証人はこう示した。
「我々からすると、SNSで活躍する一般の方という印象でした」
◆ロケバスは「楽屋のような場所」だった
続いて、事件当日の話になった。証言によると、この日のロケには約10名のスタッフが参加。ロケバスも2台用意され、1台に斉藤被告とAさん、そして証人であるディレクターが乗車したという。Aさんが斉藤被告と同乗することになった理由は、「他の出演者の送迎などの関係から」とのこと。証人は「Aさんから斉藤被告と同じロケバスを希望されたこともない」と断言した。
事件現場と化したロケバスの車内では、Aさんの後ろの座席に斉藤被告が座っていた。これは、Aさんの証言と同じだ。そして事件当日は、ロケバスが「楽屋」として使われていたという。
「被告人も人気者ですから、(カフェなど)わざわざ人目につくところに休憩しに行くことはないかなと思います」
事件は休憩中に発生した。証人を含むスタッフが、ロケの準備をするためにロケバスを降車した後に行われたと検察側は指摘している。

