◆Aさんの証人尋問では生々しい証言も

第2回公判でのAさんの証人尋問では、検察側の有罪ストーリーに沿うような証言ばかりだった。例えば、「斉藤被告に故意がある」との主張を裏づけるようなものだ。
「斉藤からディープキスをされて胸を触られました。唇や歯で(斉藤被告の)舌が侵入してこないようにしたんですが、それでも舌がねじ込まれてしまいました」
さらに、起訴罪名の中で法定刑が最も重い「不同意性交等罪」が問われている“口腔性交”については、本記事では記載できないほどに細かく証言されていた印象だった。
「(斉藤被告から陰部を見せられて)すごくびっくりしたのと、本当に恐怖で身体が動かなかったです。私は後頭部を掴まれました。両手で(斉藤被告の)腰の辺りを強く押して抵抗しました」
◆次回の公判は「5月13日」に指定
徐々に証拠や証言から裏づけられていく犯行。見通しは裁判で明かされていないが、今後の審理では、弁護側は証人尋問や被告人質問などで検察側の有罪ストーリーを崩していくものと思われる。次回の公判は、来週の5月13日(水曜)に指定された。まだまだ司法判断が下るまでには時間がかかりそうだ——。
取材・文/学生傍聴人
【学生傍聴人】
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。

