
エリゲロンは、春から秋まで長期間にわたって可憐な花を咲かせる近年人気の宿根草(多年草)です。中でも代表種「カルビンスキアヌス(源平小菊)」は、花色が白からピンクへと美しく変化し、放置気味でも育つほどの圧倒的な丈夫さを持っています。
この記事では、初心者でも手間いらずで長く楽しめるエリゲロンの魅力的な種類や園芸品種と、きれいに咲かせるための育て方を栽培のプロが分かりやすく解説します。お庭や花壇の隙間を彩る、あなたにぴったりな種類を見つけてみませんか?
エリゲロンの基本情報

学名:Erigeron
英名:Erigeron
和名:ペラペラヨメナ、アズマギクなど
科名:キク科
属名:エリゲロン属(ムカシヨモギ属)
原産地:北アメリカ原産が多い
形態:多年草、一年草
エリゲロンの仲間は、約460種が世界に広く分布する多年草、または一・二年草です。北アメリカ原産の種類が多く、海沿いの地域から高山性の種類まで多様です。
身近に見られる花がきれいな雑草のハルジオンやヒメジョオンも同じ仲間で、いずれも園芸植物として渡来したものから野生化しています。エリゲロンの代表的な種類のカルビンスキアヌスも丈夫で繁殖力が強く、関東地方以南で野生化しています。ほかに栽培されるのは、北アメリカ原産のグラウカスやスペシオサスなどの種類、また、その園芸品種、国内の高山に自生するミヤマアズマギクなどがあります。流通量は少ないですが、丈夫で美しい花がよく咲くものが多いので、今後のさらなる普及が見込まれます。
風に揺れる満開のエリゲロン。Anatoliy Sadovskiy/Shutterstock.com
エリゲロンの特徴・性質

園芸分類:草花
草丈:5~70cm
開花期:5~7月に咲くものが多い
耐暑性:強い~普通(高山性の種類は弱い)
耐寒性: 強い
草丈は50~70㎝ほどまで背が高くなるものから、地面を低く覆うように伸びるものまで、種類によって性質はさまざまです。
花びらの色は、白やピンク、紫、青、黄、オレンジ、赤など多種多様で、明るく華やかな印象の花が多いです。夏の高温多湿を嫌い、乾燥や寒さには強い種類が多いです。高山性の種類は栽培がやや難しいですが、エリゲロンの名の宿根草として一般的に栽培される種類は比較的育てやすいです。中でも、カルビンスキアヌスは環境適応性が高く、特に丈夫で放置気味でも育ちます。
寒さには強いので、寒冷地のほとんどの地域で栽培できます。ただし水はけの悪い場所は、冬に傷みやすいです。
