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池袋暴走事故の遺族・松永拓也さん「私は強い人間でも立派な人間でもない」事故から7年の現在地

池袋暴走事故の遺族・松永拓也さん「私は強い人間でも立派な人間でもない」事故から7年の現在地

◆正解も不正解もない、遺族の選択

松永拓也
松永拓也さん
普通に生きていたはずの人が、なかば悪夢のくじ引きのようなものに選ばれ、ある種の社会的な象徴に祭り上げられる。悲しみが癒えぬまま、何かを言わねばならない。誰一人として望んで犯罪被害者になった者はいないのに、社会的な影響力を帯びていく。

そんななかで、松永さんのように活動を生きる力に変えていく人たちがいる。松永さん自身が言うように、「価値観はそれぞれ尊重されるべき」であり、犯罪被害者としての生き方に、正解も不正解もない。あるのはただ、松永さんがそれを選択したという事実だけだ。

事件が風化されることなく、事故のない社会を本気で望んで目指すことが、その生涯を賭けて活動している人たちに報いる唯一の方法であるように感じられる。

<取材・文/黒島暁生>

【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
配信元: 日刊SPA!

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