◆MLBドラフトが左右する佐々木麟太郎の未来
ソフトバンクにとっても、MLBドラフトの結果は無視できない。初日に名前が呼ばれれば、30球団の中に佐々木を高く評価する球団があったということになる。一方で2日目まで残れば、交渉の余地はまた違った形で見えてくるかもしれない。ドラフトはゴールではない。何巡目で指名されようと、その後の活躍で評価はいくらでも覆せる。
それでも、初日に名前が呼ばれるかどうかは一つの分岐点になるだろう。メジャー30球団が佐々木麟太郎という才能をどこまで高く評価し、どこまで本気で未来を託そうとしているのか。その答えが、そこに凝縮されている。
メジャーか、ソフトバンクか、それともスタンフォード大に戻るのか。
ドラフトの2日間は、一人のスラッガーの進路だけでなく、日本球界とメジャーの新たな関係を映し出す節目にもなりそうだ。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

