まずは知ろう!血液の役割と血管トラブルの関係
私たちが毎日元気に活動し、健康に生きていられるのは、血漿(けっしょう)と血球で構成された血液が血管を通って体の隅々までしっかり届けられているからです。裏を返せば、血管にトラブルが発生して狭くなったり、詰まったり、破れたりして完全にストップすると、たちまち動けなくなるということ。
この血管のトラブルの元凶となるのが、「悪玉血液」です。悪玉血液には、血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させる成分がたくさん含まれています。
一方、「善玉血液」には、体のあらゆる組織が必要とする成分で構成されています。悪玉血液が流れるのか、善玉血液が流れるのか。あなたの血管の未来は、どちらが流れるかにかかっているといっても過言ではありません。加齢とともに衰えてくる血管の中を、悪玉血液が流れ続けると、やがて血管がボロボロになり、取り返しのつかない事態を招くことになります。
あなたの血管の中には、悪玉血液、善玉血液、どちらが流れていると思いますか。
それを客観的に判断できるのが、実は、健康診断です。血管の状態はわからなくても、流れているのが悪玉血液なのか、善玉血液なのかを推測することができます。
ここからは、健康診断でわかる悪玉血液を5つ解説していきます。
見分け方1:脱水状態になっていないか?
悪玉血液の特徴は、粘り気のあるドロドロした血液です。血液がドロドロになると血流が悪くなり、血管の中に血液に含まれるLDLコレステロールや脂肪がたまりやすくなります。積み重なっていくと、やがてプラークになり、血管を狭くする原因になります。
また、ドロドロした血液は内膜にダメージを与え、血小板を刺激して血栓(血のかたまり)がつくられやすくなります。
血液がドロドロになる要因はいくつかありますが、一つは脱水です。
脱水気味かどうかがわかる健康診断の指標が、血液検査の次の4つ。
- ヘマトクリット
- 血清ナトリウム
- 血清尿素窒素(BUN)
- 血清クレアチニン
4つの指標が基準値を超えている人は、粘り気のある悪玉血液が流れている可能性があります。

