「性的なことをタブー視する価値観を揺さぶりたい」婚約者の医師に全てを奪われた女性がセクシー女優になったワケ

「性的なことをタブー視する価値観を揺さぶりたい」婚約者の医師に全てを奪われた女性がセクシー女優になったワケ

◆結婚相談所で出会った医師との恋の結末

――そもそもの恋愛観はどんな感じなんですか?

東:私は、「お付き合い=結婚」という感覚が強いです。私の母は高校3年生のときに、10歳年上の父からプロポーズを受けたんです。それで母も姉も結婚が早かったんですよ。なので母親からも「専業主婦になりなさい」と言われて育ってきたので「付き合う=結婚=専業主婦」みたいな価値観があるんです。

――そういう価値観が自然にあったんですね。逆に、東さんから「いいな」と思った男性に声をかけたりはしなかったんですか?

東:元々、人見知りがすごく強かったので、男性に声をかけるなんて無理です。高校生の頃なんて、クラスに仲のいい友達がいないときは、男女関係なく誰ともしゃべらないくらいの人見知りでした。教室の隅で携帯小説を読んでいるような内向的なタイプだったんです。

――その性格は大人になってからも続いていたんですね。それで結婚相談所に入ったと。

東:そうですね。結婚相談所に入ったら、ありがたいことに1000件くらい申し込みをいただきました。

――1000件ですか!? 東さんの美貌だったらそうなりますよね。その中で、医師の彼はどこがよかったんですか?

東:最初はふわっとしていて、優しそうだったんです。それと私はアガサ・クリスティなど、ミステリー系のドラマが好きで、彼も当直中にミステリー系の小説を読んでいたようで、話が合ったというのが第一印象でした。

――年齢は同年代ですか。

東:私よりも10歳年上でした。

――いわゆる医者っぽい、威圧感のあるタイプではなかった?

東:どちらかというとガリ勉タイプで、女性に強く出るような人ではなかったです。まず趣味の話から始まって、少しずつ距離が縮まる感じだったので、そのペース感が私にはちょうどよかったんです。

――でも、あとになって「精神科に行くな」と言うような人だとは思わなかったですよね。

東:さすがに思わなかったですね。ただ、仕事で大変だったことを話すことはあったんです。普通に愚痴をこぼすような感じなんですけど、その中で精神科の患者さんについて否定的なことを言うことがあって、ちゃんとお付き合いをしてから、そういう考え方がある人なんだというのがわかったんです。

◆性の不一致が二人の人生を狂わせた

――なるほど。あと、性交時に射精ができない状態についても聞きたいんですが、それは実際に病院の診断書があったわけではなくて、彼自身が言っていたことなんですか?

東:彼は私と出会う前、女性経験がほとんどなかったそうです。私から勇気を出して誘っても、片手で数えるほどしか試みてもらえませんでした。彼自身は「膣内射精障害だと思う」と言っていましたが、プライドからか、一度も病院で診てもらおうとはしませんでした。私はもともと性欲が強いほうで、特に生理前は欲しくなるタイプですが、そんな彼に応えてもらえるはずもなく、本当に辛かったです。私には何の問題もなかったのに、いつも心の端で「自分には女性としての価値がないのかもしれない」と感じて、ずっと悩み、苦しんでいたんです。本当は彼の事情だったのに、私が自分を責め続けていました。

――彼が、そういった障害があるかもしれないと言ったときはショックでしたか?

東:女性として、自分の価値を男性から魅力的だと思ってもらうことで感じていた部分があったので、私にはそういう魅力がないのかなって思い、私自身も自信喪失みたいな感じになりました。

――それも精神的に落ち込む原因になったんでしょうか?

東:多少は繋がっていると思いますけど、女性ホルモンの影響が大きかったと思います。もちろん性交渉ができない寂しさはありましたけど、「好きな人なんだから受け入れなきゃいけない」「彼女として支えなきゃいけない」という意識もありました。その一方で、自分の気持ちを押し込めていたフラストレーションはありましたし、私自身は性欲がしっかりあるタイプで、生理前になると性欲が強くなるので、その時期は結構悩みましたね。


配信元: 日刊SPA!

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