最低限押さえるべき財務指標
キャッシュ防衛という観点から、特に重要となる指標は以下の3つです。
① 税引後利益
最終的に企業に残る利益であり、配当や内部留保の原資となります。
② 営業キャッシュフロー
本業によって実際に生み出された現金の増減を示します。黒字であってもここがマイナスであれば、資金繰りは悪化します。
③ 税・社会保険負担率
利益に対してどの程度の割合が税金・社会保険料として流出しているかを把握する指標です。これらを継続的にモニタリングすることで、単なる「利益の増減」ではなく、キャッシュの実態を把握することが可能になります。
自営業者・オーナー社長が陥りやすい盲点
特に注意が必要なのは、自営業者やオーナー社長です。
●税務は税理士に任せている
●資金繰りは通帳残高ベースで把握している
●将来の税負担を織り込んでいない
このような状態では、制度変更の影響を正しく認識することができません。
結果として、
●納税資金の不足
●社会保険料の支払い負担増
●短期借入への依存
といった問題が発生しやすくなります。
