本連載の目的
本連載では、こうした環境変化を前提に、
●いかにしてキャッシュを残すか
●どのタイミングで意思決定を行うべきか
●税制を踏まえた戦略的な選択肢
について、実務に基づいた視点で解説していきます。
単なる節税のテクニックではなく、経営判断としてのキャッシュ戦略を提示することが目的です。
まとめ
2026年度は、
●防衛付加税による税負担の増加
●社会保険適用拡大による固定費の上昇
という二つの要因により、企業のキャッシュフローに対する圧力が強まる年になります。
この環境下においては、「利益を出す」ことに加えて、「キャッシュを残す」視点が不可欠です。そして、そのためには事前のシミュレーションと適切な意思決定が求められます。次回は、「金融所得課税の強化」というテーマを取り上げます。法人だけでなく、オーナー個人の資産にも影響が及ぶ可能性が高く、今後の資産戦略を考えるうえで避けて通れない論点です。
辻 哲弥
公認会計士・税理士
税理士法人グランサーズ 代表社員
