バジルの品種・変種
ダークオパールバジル Ocimum basilicum ‘Dark Oparl’

株全体が暗紫色で、花はピンク色です。光沢のある濃い紫色の葉が美しく、花壇などに植えても映えます。葉の香りはスイートバジルに近いですが、ややスパイシーでクローブにも似た香りがあります。
ダークオパールバジルから選抜された品種に、紫色の葉がより安定して発色する‘ルビン’があります。
タイバジル Ocimum basilicum var. basilicum (O. basilicum var. thyrsiflorum )

タイだけでなく東南アジアで広く栽培され、主に料理に使われます。タイでは「ホーラパー」、中華料理では「九層塔」の名で呼ばれ、「台湾バジル」の別名もあります。
花穂や茎は赤紫色で草丈30~50cm、緑色の葉はやや紫色がかった色になることがあります。台湾では、茎が緑色の系統も多くあります。葉の芳香はスイートバジルより強く、甘くスパイシーな香りがあり、熱を加えても風味が落ちにくいです。
タイバジルの選抜品種に、アニスに似た風味がある‘シャムクイーン’があります。
ブッシュバジル Ocimum basilicum var.minimum

南インドとスリランカ原産で、高さ30cmほどの小型の変種です。非常に小さい葉が密に茂り、葉の香りはスイートバジルに似ています。寒さにはスイートバジルより強いです。
レタスリーフバジル Ocimum basilicum lettuce leaf(Ocimum basilicum ‘Lettuce Leaf’)

やや多肉質の大きな葉は8~12cmほどで、表面が波打ちます。サンドイッチやサラダなどに最適です。似た品種に‘ナポリターノ’ (O. basilicum ‘Napoletano’)がありますが、同一の品種かもしれません。
シナモンバジル Ocimum basilicum ‘Cinnamon’

シナモンにも似た甘くスパイシーな香りがあり、メキシコで生まれた栽培品種のため、「メキシカンスパイスバジル」の名があります。茎は紫色で、白、またはピンクの花が咲きます。タイバジルに似ており、混同されていることがあります。タイバジルに比べると葉は細長く光沢があり、鋸歯が目立ちます。
ミセスバーンズ・レモンバジル Ocimum basilicum ‘Mrs. Burns’
レモンバジルより葉が大きく、レモンの香りが安定して強くあります。丈夫で暑さと乾燥に強く、収量も多いです。
バジルに近縁の種類
ツリーバジル(ヴァナ・トゥルシー) Ocimum gratissimum

アフリカや東南アジアの熱帯、亜熱帯の広い地域が原産の低木、または多年草で、変異が多い種類です。「インドメボウキ(印度目箒)」の和名があるほか、「アフリカンバジル」や「クローブバジル」、「ワイルドバジル」などの英名があります。食用や薬用として幅広く利用され、特に西アフリカでは料理用として多く使われます。
カンファーバジル Ocimum kilimandscharicum

葉には清涼感のあるカンファー(樟脳)の香りがあります。アフリカ東部の熱帯地域が原産で、高さ1~2mくらいに育つ低木です。寒さにも比較的強く、0℃まで耐えます。米の風味付けや料理、お茶、蚊よけなどに利用されます。
