【6月「景気ウォッチャー調査」】中東情勢の不透明感緩和に期待感、先行き判断DIは前月差5.0ポイント上昇…「ナフサ」の現状コメント数、前月比1/3に減少

【6月「景気ウォッチャー調査」】中東情勢の不透明感緩和に期待感、先行き判断DIは前月差5.0ポイント上昇…「ナフサ」の現状コメント数、前月比1/3に減少

近畿の百貨店・売場統括「外商を中心とした富裕層の消費、好調に推移」

分野・業種別の6月現状判断DIでは、百貨店が唯一50超。エアコンの新たな省エネ基準などが追い風だった家電量販店は天候要因で50割れに。

分野・業種別の現状判断DIでは家電量販店が5月69.2とそこまでは3カ月連続で50超でしたが、6月は42.7へと26.5ポイントも低下しました。北関東の家電量販店・店員の「前年比82%と前月から大きくダウンしている。原因はエアコン販売の落ち込みである。2027年の新たな省エネ基準の関係で、駆け込み需要はあるものの、梅雨らしい天候の日が多くなり、一段落してしまった感がある」というコメントがありました。

一方、百貨店が6月は50.5と5月の55.7から5.2ポイント低下したものの2カ月連続50超になりました。近畿の百貨店・売場統括の「外商を中心とした富裕層の消費は、好調に推移している。さらに、免税売上も中国への依存を脱し、欧米や東南アジアのシェアが拡大した結果、前年比で60%増と大幅に増えている。また、国内の現金客も、年明け以降は売上が2%増と前年を上回っている」というコメントがありました。

出所: [図表3]内閣府:景気ウォッチャー調査:分野・業種別景気現状判断(方向性/原数値) 出所:内閣府

東海の職業安定所・職員「ナフサや物価高の影響に関する声は少なくなった」

6月「中東」関連現状判断DIは38.0と5月35.9より2.1ポイント上昇。先行き判断DIは46.3と5月34.1より12.2ポイント上昇。コメント数は現状、先行きとも5月から減少。また、「ナフサ」のコメント数も現状、先行きともに減少。

6月では「中東」に関するコメントをした人が現状119人、先行き261人と5月から減少しました。6月の「中東」関連現状判断DIは38.0と5月35.9より2.1ポイント上昇しました。また、「中東」関連先行き判断DIは46.3と5月34.1より12.2ポイント上昇しました。内閣府の表現でいうところの「中東情勢による不透明感緩和への期待」が感じられる大幅上昇です。
 

出所: [図表4]26年1月~6月調査:「中東」関連コメント集計表(注)◎「良」、〇「やや良」、□「不変」、▲「やや悪」、×「悪」 出所:内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成

出所:内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成。

[図表5]26年1月~6月調査:「イラン」関連コメント集計表(注)◎「良」、〇「やや良」、□「不変」、▲「やや悪」、×「悪」 出所:内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成


5月ではナフサや資材の供給不安は高まっていました。「ナフサ」関連のコメント数は、現状63人と4月13人から50人増加、先行きは71人と4月26人から45人増加しました。しかし、一転して6月では現状21人と5月63人から42人減少、先行きは33人と5月71人から38人減少しました。

6月の「ナフサ」関連現状判断はDI44.0と5月34.9より9.1ポイント上昇しました。また、「ナフサ」関連先行き判断DIは40.9と5月32.4より8.5ポイント上昇しました。どちらのDIも3~5月の3カ月間の30台から上昇し40台になりました。「ナフサや物価高の影響に関する声は少なくなった」と東海の職業安定所・職員のコメントがありました。 

出所: [図表6]26年2月~6月調査:「ナフサ」関連コメント集計表(注)◎「良」、〇「やや良」、□「不変」、▲「やや悪」、×「悪」 出所:内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成
 

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