【夏の花】ハイビスカス、じつは猛暑が苦手? 元気に夏を越す正しい育て方

【夏の花】ハイビスカス、じつは猛暑が苦手? 元気に夏を越す正しい育て方

ハイビスカスの品種の系統

ハイビスカス ‘Stormy Days’ 
Hibiscus ‘Stormy Days’ 写真/小川恭弘

ハイビスカスの品種は、在来系と大輪系、コーラル系の3つの系統に分けられます。ただし特徴や性質をおおまかに分けたもので、中間的な品種も多くあります。

品種数が圧倒的に多いのが大輪系で花も多様ですが、性質が弱いです。また大株にならないと花が咲きにくい傾向があります。品種数が多い割には、一般に見られる機会が少ないです。

ハイビスカス
alifzahari/Shutterstock.com

在来系や鉢植え用の品種は大輪系より丈夫で、最もよく育てられます。鉢植え用の品種は大輪系との交配により花が大きく多様になってきています。

コーラル系は数が少ないですが、性質や耐暑性が強く、ハワイなどの熱帯地域の植栽によく使われます。

ハイビスカスは基本的には寒さに強くないので、冬は室内で越冬させます。在来系の丈夫な品種は、関東地方南部や都心部の環境のよい場所で庭木のように地植えして越冬することがあります。

ハイビスカスの種類・品種

ブッソウゲ(アカバナー) Hibiscus rosa-sinensis


ブッソウゲ(アカバナー) Hibiscus rosa-sinensis

ハイビスカスの基本種とされ、ハイビスカスの初期の交配に多く使われました。ただし原種か、交配による品種か分かっていません。小さめの赤い花がうつむき加減に咲きますが、暑さに強く、5m以上まで大きく育ちます。最も多く植えられている沖縄では「アカバナー」の名でもよく親しまれており、広い意味ではハイビスカス全体を「アカバナー」と呼びます。

ハイビスカス・アーノッティアヌス Hibiscus arnottianus

ハイビスカス・アーノッティアヌス Hibiscus arnottianus
写真/小川恭弘

ハワイ原産で、高さ10m以上になることがあります。原種の中でも特に花が美しく、ハワイの貴婦人ともいわれます。花付きが非常によいですが立ち枯れしやすく、水はけが悪いと調子がよくても突然枯れることがあります。

‘ペインテッド・レディ’ Hibiscus ‘Painted Lady’.

‘ペインテッド・レディ’ Hibiscus 'Painted Lady'.
Wirestock Creators/Shutterstock.com

暑さに強い丈夫な在来系品種です。沖縄で植栽によく使われます。

‘フラミンゴ’ Hibiscus ‘Flamingo’

‘フラミンゴ’ Hibiscus 'Flamingo'
kariphoto/Shutterstock.com

2段咲きの花がユニークなコーラル系の品種です。枝が伸びやすいコーラル系なので、ピンチを繰り返すとコンパクトな株姿で花を多く咲かせます。赤やレモン色の花色の品種もあります。

「ニューロングライフ」シリーズ

Hibiscus ‘Apollo’ 
Hibiscus ‘Apollo’  Anderson N. Lopes/Shutterstock.com

デンマークのグラフ社により、鉢物用のハイビスカスとして品種改良されたシリーズです。適温の15~25℃では3~4日間、花が咲き続け、耐陰性も強いです。花色は大輪系のように豊富でブルー系もあり、八重咲きの花も多くあります。暑さには強くない場合が多いので、注意してください。

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