◆子どもが同じ道を選んだら?
――ここからは、お子さんについてお聞きします。もし将来、お子さんが玉城さんの仕事を知る年齢になったら、ご自身から話しますか?玉城:自分から積極的に話すというより、子どもたちが「お母さん、セクシー女優をしているの?」と聞いてきたら、きちんと話します。
――もし、お子さんがセクシー女優になりたいと言ったらどうしますか?
玉城:私は性の仕事に対して偏見はないので、本人に目的や覚悟があるなら、応援したいと思っています。主人とも「子どもの人生は子どものもの。親が決めるものではない」と話しています。
――考え方が一貫していますね。
玉城:そうしないと、本当の意味で自立はできないと思うんです。
――「女性は貞淑であるべき」という価値観についてはどう考えますか?
玉城:私は、そんな必要はないと思っています。自分が思った通りの人生を歩めばいいと思うんです。「子どもができたから」「結婚したから」という理由だけで、自分の人生を諦める必要はないし、それは言い訳だと思うんです。
――一方で、女性の場合は妊娠というリスクがありますよね。男性は性体験を武勇伝のように語ることもありますが、女性は厳しく見られがちです。その背景には、妊娠への不安もあると思うんです。そこはどう考えていますか?
玉城:子どもたちも、ある程度の年齢になれば性に興味を持つようになると思うので、そのタイミングになったら、きちんと性教育はしていきたいと思っています。
――玉城さんも親から性教育を受けましたか?
玉城:父から、小さい頃に「避妊はしっかりしなさい」と何度も言われていました。
――日本では性に対してマイナスのイメージを持つ人も少なくないですが、なぜそういう考え方が根強いと思いますか?
玉城:昔から言われ続けてきた価値観が大きいと思います。令和になって若い世代は変わってきた印象がありますし、性に触れることは減っている若者が多いんですけど、セクシー業界に対する偏見は少しずつ減ってきていますよね。でも、30代以上、昭和の価値観を持つ世代では、まだそういう考え方が残っているんじゃないかと思います。
――最後に、玉城さんにとって「性」とはどのようなものですか?
玉城:パートナー、親子でも、性に関してもっと素直に話していいと思うんです。言葉での会話だけじゃなくて、体を通じたコミュニケーションも欠かせないものだと思っているので、私たち夫婦は結婚して何年たっても、お互いを求め合っているんです。私にとって性は探求と追求し続けるものなので終わりがないんです。だからこそ、とても面白いものだと思っています。
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シングルマザーとして子どもを守るために働き、理解ある夫とともに新たな人生を歩み始めた玉城夏帆さん。そこには「性産業だから特別」という考えではなく、「家族を守るために働く」という揺るぎない信念があった。
そして今は、セクシー女優という仕事を通じて、自分自身や「性」と向き合い続けている、その真っすぐな姿勢は、多様な価値観が求められる時代だからこそ、多くの人の胸に響くのではないだろうか。

X:@tamashirokaho
<取材・文・撮影/神楽坂文人(X:@kagurazakabunji)>
【神楽坂文人】
世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji

