◆【タイプ①】他人の成果に寄生してプライベート優先
![[隣の(毒)社員]撃退マニュアル](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/7/1785456085731_6wqecdif5k4.jpg?maxwidth=800)
都内の広告代理店に勤める大場愛さん(仮名・30代)の悩みの種は3歳年下の後輩女性。普段はプライべート優先で一切仕事を頑張らないのに、他人の一番おいしい成果だけ、わが物顔で吸い上げる「ヤブ蚊型」の毒社員だ。
「商談に使う見積書を作るよう頼んだのですが、締め切り日になっても提出しないので進捗を聞くと『何のことですか?』『そんな依頼、受けてない』と平然とシラを切って定時10分前にはPCをシャットダウン。慌てる私を尻目に、『ピラティスに行くので』と颯爽と帰っていくんです。やむなく徹夜で見積書と提案資料をまとめて商談に間に合わせましたが、なぜ私が尻ぬぐいで疲弊しなきゃいけないのか……。彼女と仕事していると、どんどん病んでいきます」
結果的に商談は大成功。もちろん大場さんの資料とプレゼンのおかげだが……。
「商談では一切喋らず私に任せっきりだったのに、上長への結果報告ではいきなり饒舌になって『このクロージング、私がやったんです』とでっち上げたストーリーで猛アピール。変に人当たりがいいから上司には気に入られる一方で、同僚たちはこの二面性を知っているから『触らぬ神に祟りなし』と見て見ぬふりです」
訂正しようものなら「なぜ後輩の成長を喜べないのか」と、今度は大場さんが上司から注意を受ける始末。心労は溜まる一方だ。
「取引先からの食事の誘いにも自分の予定を優先して『来月はこの日だけ空いてます!』と、まるで売れっ子キャバ嬢のような対応。聞いているそばで肝が冷えました」
◆歪なバランスの背後にあるのは…
当然ながらワーク・ライフ・バランスを大切にすること自体は悪ではない。精神科医の山下悠毅氏はこの後輩女性の歪なバランスの背後に「目的の違い」があることを指摘する。「出世を強く願う人もいれば、お金を稼ぐことを目標とする人もいるように、人生における目的は三者三様。後輩女性にとっては『定時に退社して趣味を楽しむ』ことが“絶対の目的”なんです。そこが脅かされると、自己防衛として噓や言い訳が飛び出します」
人材コンサルタントの安藤健氏は「ヤブ蚊型」毒社員への対抗策を次のように説く。
「まずは毒社員への期待度を極限まで下げることです。重要な業務は任せず、あくまで『やってくれたら儲けもん』と考えられる仕事だけを振る“静かな解雇”も視野に入れるべきでしょう。現場レベルでは口頭の指示はやめ、依頼はすべてメールや既読機能のあるチャットで言質を取ること。『何月何日何時頃、どんな行動をした』と事実のみを淡々と記し証拠を積み上げる“閻魔帳”を作成し、いざという時の反証として備えましょう」
ヤブ蚊型毒社員
危険度:★★★★
撃退方法:口頭での指示はやめ、依頼は文字ベースで証拠を確保。なくてもノーダメージ、あればラッキーな作業だけ任せる「静かな解雇」

