◆胃の容量を無駄にしない“噛み方”が
――食材をテトリスのように胃のなかに収める! その考え方はフードファイターならではです。MAX鈴木:“下手なテトリス”をするとトレーニング第1段階でせっかくつくった胃の容量が使えないので、過去の練習も無意味なものになってしまいます。
そこでどうしたらいいかと言うと、前歯なんですね。鉛筆削りみたいに食材を前歯でガーっと細かくすると顎を使わないから、こめかみが疲れないんです。
――そんな練習をしているんですか(笑)。
MAX鈴木:そんなちまちま食べるのはリスぐらいしかいないと思うけど(笑)。手前で食べると顎が疲れないんですよ。
ラーメンを食べるテクニックとして、ほかに「天地返し」というのもあります。スープの底にある麺を具のうえに乗せて、その状態でラーメンを食べ進める技です。
ラーメンの最大の敵は、なんといっても“熱さ”です。これをどうすれば和らげられるか? 熱い状態で食べるペースを上げようとすると口内に水分を入れなければならない。結果、胃の容量が圧迫されます。我々の考えとしては水分をなるべく入れず、食べ物だけで胃の容量を満タンにしたい。となると、水を使えないじゃないですか? 水を使わないためには、なるべく冷ます必要がある。
そこで「天地返し」を繰り出すと、麺の表面が空気に触れて熱が逃げやすくなります。それと同時に、麺を乗っけたチャーシューなどの具材は麺から降りてくるスープでくた〜とふやけて食べやすくなるんです。
要は、生野菜を食べるか鍋ものの白菜を食べるかの違いですね。「天地返し」をすると具材が温野菜みたいに柔らかくなる。鍋ものって食べやすいじゃないですか? それが目的です。
<取材・文/寺西ジャジューカ>
【寺西ジャジューカ】
1978年、東京都生まれ。2008年よりフリーライターとして活動中。得意分野は、芸能、音楽、(昔の)プロレス、ドラマ評。『証言UWF 最後の真実』『証言UWF 完全崩壊の真実』『証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実』『証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 』『証言 長州力 「革命戦士」の虚と実』(すべて宝島社)で執筆。

