秋の開花から逆算! 品種と地域で見極めるベストな時期

「近頃、関東地方以西の平地では、夏剪定は9月10日頃にするのが現実的です」と後藤さんは指摘します。あまり早く切りすぎると、まだ暑い9月中に咲き進んでしまい、バラが本来の色や形を発揮できないからです。
また、品種の性質に合わせて、剪定の時期をわずかにずらしましょう。
●大輪・中輪の木立ちバラ(ハイブリッド・ティーなど):9月10日前後を目安。
●シュラブ(半つる性):9月に入ったらすぐ。枝が伸びる力が強く、つぼみがつくまでに時間がかかる性質があるため、早めに剪定すると、秋の開花が揃いやすくなります。
さらに、地域による調整も必要です。標高の高い寒冷地では、7月までは咲く花を楽しみ、夏剪定は特に行わないスタイルが一般的。無理に深く剪定すると、開花までの時間がかかり、開花前に寒くなってしまうためです。その地域の気温の変化を見極めることが大切です。
剪定前が肝心! 酷暑中の株のケア3つのコツ

1 水やり
夏の水切れは株に深刻なダメージを与えます。水をしっかり与えた株と乾かし気味にした株では、花持ちが1週間以上も変わります。鉢植えは鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、鉢内の熱をクールダウンさせます。
2 活力剤と肥料の使い分け
夏バテで成長が止まった株には、まずはお盆過ぎ(8月15日以降)から活力剤を与えて根の回復を助けます。
3 病害虫対策を万全に
お盆過ぎの黒星病の治療と害虫の駆除はとても効果があります。この時、黄色い葉は取り去り、液肥を与えて新葉を育てましょう。見違えるくらいよくなっていくのが分かります。
