◆2.「奢ってあげた」が透けた瞬間、好意は引いていく
会計のあとに「けっこういい店だったでしょう」と値段をにおわせたり、後日の連絡で食事代に触れたり。本人に悪気はなくても、女性は「奢ったこと」を貸しにされた感覚を受け取ります。恋愛の現場を長く見てきて感じるのは、奢る行為そのものよりも、そのあとの振る舞いで評価が決まるということです。出したことを忘れているように振る舞える人は、余裕のある人として記憶されます。
奢るなら、奢ったことごと手放す。それができないなら、気持ちよく割り勘にするほうが、よほど誠実に映ります。
◆3.割り勘そのものは減点ではないが…

たとえば端数まできっちり求められると、金額は正しくても、心の距離を感じさせてしまいます。逆に「ここは自分が出すので、次はお茶をご馳走してもらえますか」と軽やかに次へつなげる人は、割り勘に近い形でも印象が良いものです。
会計は、お金の問題である前に、場をどう収めるかという振る舞いの問題です。ここを整えるだけで、同じ支出でも結果は変わります。

