老後にむけて何をすればよいのか?
まず、重要なのは将来のライフプランやマネープランを再検討し、現状を正確に把握することです。個人での判断が難しい場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのもよいでしょう。
さらに、早い段階から資産形成に取り組むことも重要です。老後までに資産を増やし、資産運用をしながら取り崩していけば、資産寿命をのばせます。
また、高年齢者雇用安定法の改正など、老後も働きやすい環境が整ってきています。公的年金や預貯金などの資産に頼らず、長期間収入を得られれば、年金の繰下げ受給という選択もできます。年金の繰下げ受給ができれば受給金額が増えるため、生活の安定が期待できます。
老後のお金の不安はつきないですが、まずはできることから始めていくことが大切です。将来の不安を軽減するためにも、積極的に行動を起こしましょう。
出典
金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」
総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)
厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~
執筆者:御手洗康之
AFP、FP2級、簿記2級
配信: ファイナンシャルフィールド
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