成人年齢が18歳に引き下げられて約1年半がたちました。成人になれば、保護者の同意がなくてもクレジットカードやローンの契約・利用が可能となります。お金が手元になくても欲しいものが購入できるというメリットがありますが、その一方で、無計画に買い物をしてしまうと返済が困難になり、多重債務に陥ってしまう危険性があります。
本記事では、初めてクレジットカードを持つ方だけでなく、現在もクレジットカードを使用している方に向けても使い方や注意点をお話しします。
クレジットカードとは、どういうお金の流れになるの?
クレジットカードとは、上記のとおりお金が手元になくても欲しいものが購入できるカードのことです。購入代金は、後日クレジットカード会社から請求されます。店頭での購入以外でもインターネットショッピングや公共料金など、さまざまな支払いが可能です。
クレジットカードを利用した際のお金の流れは、以下のとおりです。
(1) まず、クレジットカードで購入後、クレジットカード会社が利用者に利用代金の請求し、その請求に基づき、利用者はクレジットカード会社に請求分を支払います。
(2) その後、クレジットカード会社は利用した店舗等に、利用者がクレジットカードを利用した金額を支払います。
利用者はどの店舗等でもクレジットカードが利用できるわけではなく、各店舗等がクレジットカード会社と加盟店契約をした場合に利用が可能です。図にすると、図表1のようになります。
【図表1】
(1) クレジットカードの利用
(2) 商品等の引き渡し
(3) 利用金額の請求
(4) 利用金額の支払い
(5) カード利用分の請求
(6) 請求額(利用額)の支払い
支払い方法は?
クレジットカードの支払い方法は、図表2のような方法があります。
【図表2】
配信: ファイナンシャルフィールド