友人が1年目で手取り23万円もらっていました。私は手取り19万円なのですが、低すぎますか?

社会人になると、これまで一緒に過ごしてきた友人間においても、さまざまな面で差が出てきます。そのひとつに、収入の額があります。社会人1年目で友人が手取り23万円程度もらっている一方、自分は手取り19万円と、4万円もの差が付くことも珍しくはありません。
 
そこで、社会人1年目の手取りについて悩んでいる方からの相談事例を基に、初年度の手取りについて考えていきます。

社会人1年目の手取りは平均でどれくらい?

社会人1年目とはいえ、業界や企業規模のほか、残業や夜勤の有無など多くの要素が原因となり、給与の手取りには差が出ます。例えば、基本給が同じであっても残業が多ければ、その分手取りは高くなります。景気のよい業界は給与水準も高い傾向にありますし、企業規模の大きい企業ほど給料も高くなることが多いです。

 

では、平均的な社会人1年目の方の手取りはどのくらいになるのでしょうか。参考までに「Job総研2022年 初任給実態調査」によれば、平均的な初任給の手取りは19.7万円となるようです。なお、回答として最多であったのは「21万円」と答えた方で、全体の17.5%となります。

 

このアンケート結果を見る限り、手取り23万円をもらっている友人は、1年目にしては高めの給与をもらっているといえます。逆に手取り19万円の相談者は、やや平均より少ない給与額といえます。

 

手取りの額だけでなく仕事の内容も重要

先に見たように、社会人1年目で手取り23万円というのは一般的ではありません。1年目から手取り23万円も得られるような、大きな額の基本給を支給する会社はそう多くありません。

 

おそらく、残業がかなり多い、夜勤がある、営業職でインセンティブが多いなど、特殊な事情があると想定されます。また、給与が高い分休日出勤も行っているなど、ハードに仕事をしているという可能性もあります。

 

一方、自身の仕事について、残業が少ない場合や、インセンティブのない事務職であるなどの場合、手取り19万円でも妥当という場合もあります。そういったもろもろの事情を考えると、単に手取りだけで比較するのではなく、仕事の内容なども考えて収入と向き合うことが必要といえます。

 

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