定年後は健康のことも考えて「除草作業員」をしようと考えています。月収はいくらくらいでしょうか?

人生100年時代といわれている現代では、定年後も元気であれば仕事を続けるという方が増えています。健康のことも考えて除草作業員に就くとしたら、月収はどれくらいになるのか、また60代の平均収入額と比較するとどうなのかを解説します。

除草作業員の仕事内容とは

除草作業は基本的に屋外で行うため、ある程度の体力が必要です。河原・道路・公園・ゴルフ場など、さまざまな場所で除草作業が必要とされているため、安定して長く働けることが期待できます。

 

経験と体力があれば、草刈り機を使って除草作業をしたり、せん定を任されたりすることもあるようです。

 

定年後の中高年の方を積極的に採用している会社もあり、未経験者でも草刈り後の片付けなど簡単かつ補助的な作業から任せてもらえます。無理なく働けるよう、週3回程度で募集しているケースもあります。除草作業は、庭木の手入れが好きな方や、屋外で黙々と働きたい方におすすめの仕事です。

 

除草作業員の収入はどれくらい? 60代の平均収入額と比較

株式会社カカクコムが運営している求人サイト「求人ボックス」によると、2023年10月3日時点における草刈りの仕事の平均収入は以下の通りです。

 

●正社員 平均年収335万円

●アルバイト・パート 平均時給996円

●派遣社員 平均時給1197円

 

定年後にパート・アルバイトで除草作業員になり、1日8時間の労働を22日間行った場合の月収は17万5296円です。手取り額を月収の80%で計算すると約14万円で、手取り年収は約168万円になります。

 

金融広報中央委員会「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60代の平均収入は228万円で、中央値は200万円でした。除草作業を平均時給で行った場合、一般の60代の平均収入よりかは低く推移してしまうようです。

 

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