新車700万円のトヨタ「アル・ヴェル」が街中をバンバン走っている謎。みんなそんなに「高年収」なの? よく見かける理由について検証

トヨタ自動車が誇る最高級ワンボックスカーである「アルファード」と「ヴェルファイア」ですが、2023年6月に新型が発売されたことでより話題となっています。
 
さて、通称「アル・ヴェル」は値段もかなりなものであることは、車に興味のある人であれば周知されているかと思います。しかし、街中をバンバン走っているのをみかけませんか?「あれだけの人が買えているのが不思議でならない」という人も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、「アル・ヴェル」の支払金額から、家計具合を想像してみたいと思います。

「アル・ヴェル」の価格

まずはアルファードとヴェルファイアの希望小売価格です。アルファードのエントリーモデルは540万円(税込)、最上級グレードは872万円となっています。次にヴェルファイアですが、アルファードに比べて高めの設定となっており、エントリーモデルで655万円、最上級グレードで892万円です。

 

本記事の計算に使用するのは、アルファードのエントリーモデル540万円とし、諸経費込みの支払総額は700万円と仮定します。

 

月々の支払金額

アルファード700万円を10年のマイカーローンで返済している場合の月々の返済額を計算してみます。金融機関は三菱UFJ銀行とし、金利は年1.50%(2023年12月時点)とした場合、月々の返済額は約6万3000円となります。家賃並みですね。

 

サブスク利用の場合

車の購入方法は現金一括購入やマイカーローンのみではありません。車の「サブスク」という方法も準備されているのを知っていますか? 特にアル・ヴェルなどの高級車については、一般的な年収の人でも手が届きやすいように、月々の支払い負担が軽くなるサブスクを営業担当者が推してきたりします。

 

例えば、アルファードでは、月額利用料5万490円(ボーナス払い16万5000円)で、自動車税、自動車保険、車検などの費用を込々で乗ることができるようになっています(7年契約の場合)。

 

月6万円強のマイカーローンを10年間支払うのであれば、込々7年の方がよいと思うかもしれませんが、サブスクでは車が自分のものになりません。自由にカスタマイズすることはできませんし、場合によっては購入よりも支払総額が高くなることもあります。安いからというだけで飛びつかないようにしましょう。

 

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