「肺がんステージ3」の症状・治療法はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!

「肺がんステージ3」の症状・治療法はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!

肺がんステージ3についてよくある質問

ここまで肺がんステージ3の症状・転移の有無・治療方法などを紹介しました。ここでは「肺がん」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

肺がんになりやすい人の特徴について教えてください

甲斐沼 孟(医師)

タバコの煙には200種類以上の有害物質・70種類以上の発がん性物質が含まれているといわれます。したがって喫煙者は、非喫煙者に比べると男性で4.4倍・女性で2.8倍も肺がんに罹患しやすいのです。しかもタバコを吸い始めた年齢が若く、喫煙量が多いほど、その危険性は高くなります。また自分が吸わなくても、受動喫煙によって肺がんになる危険性は約2~3割も高くなるといわれています。近くでタバコを吸う人が居る場合は、自身が喫煙者でなくても危険にさらされてしまうのです。喫煙以外に影響を受ける可能性がある有害物質は、アスベスト・大気汚染などです。これらを吸い込みやすい人も、肺がんになりやすいといえるでしょう。

肺がんがステージ3になる前に発見する手段はありますか?

甲斐沼 孟(医師)

肺がんは早期発見できれば治癒する可能性が高いとされています。しかし初期段階では自覚症状が出にくく、咳が出たとしても風邪の症状と似ているため、見過ごされてしまうことも多いのです。長引く咳・胸の痛み・息切れなどの症状が現れたら、早めに医療機関で受診しましょう。たとえ症状がなくても、40歳以上の人は1年に1回、肺がん検診を受けることで早期発見が可能です。ほとんどの自治体で、無償または一部の自己負担で受けられます。

編集部まとめ

肺がんのステージ3で手術することが可能なのは、一部の人です。

そのため放射線治療と化学療法を組み合わせるか、または放射線治療・化学療法のどちらか単独での治療法をとります。

もし肺がんのステージ3と診断された方が、少しでも不安や疑問を持った時には、ためらわず担当の医師に相談してください。

日々、医療は進歩しています。その不安に寄り添いながら、新しい医療技術をもって治療にあたってくれるでしょう。

肺がんは早期の段階では症状が現れず、気づいた時には進行していることが多いのです。ですから無症状の段階でも、定期的に検診を受けましょう。

また咳や痰・胸の痛みなど、風邪に似た症状であっても異常に気づいた時には早めに受診してください。

進行がんになる前に少しでも早く治療を始めることが、がん治療にとっては非常に大切です。

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